この作品の他の巡礼メモはこちら↓からどうぞ。
①(高山市中心部)
②(高山市飛騨一之宮地区)
巡礼作品:「氷菓」(2012年春期・夏期放送)
巡礼日:2012年12月15日・16日
巡礼地:岐阜県高山市
【アクセス】高山駅(JR高山本線)
「氷菓」、そして原作の〈古典部〉シリーズの舞台・神山市のモデルは、米澤穂信さんの出身地、岐阜県高山市です。
市町村の中で日本一広いことでも有名な高山市ですが、その中心部は「飛騨の小京都」として名高く、古い家々が残る美しい町を巡ります。
今回、私の方でキャプチャできていないものが多く、訪問にあたってはかなりの部分、他サイトさんを参考にさせていただいています。
そのため、比較画像が大幅に欠損しています。必要な情報は極力文字で補足しますが、見づらくなっていることをご容赦ください。
※著作権法第32条に則り、比較研究を目的として画像を引用しています。
当記事で引用している画像の著作権は©米澤穂信先生・角川書店/神山高校古典部OB会に帰属します。
【A 斐太高校・旧久美愛厚生病院跡】←神山高校・恋合病院
☆1話「伝統ある古典部の再生」
神山高校のモデル、岐阜県立斐太高校。高山市内に4つある高校のうちの一つで、中心部の北側に位置します。
「斐太」と書いて「ひだ」と読みます。現代では「ひだ」は一般的に「飛騨」と当てますが、古く万葉集の歌などに「斐太」の表記が見られ、この学校ではこちらの字を採っているようです。
なお、これらの場所は高校敷地に挟まれた公道になっているため通行可能ですが、
生徒の方々の通学時間帯の訪問は避けるなど、最大限の配慮をお願いします。☆5話「歴史ある古典部の真実」
☆8話「試写会に行こう!」

入須先輩の家が経営している恋合病院のモデル、旧・久美愛厚生病院の建物です。
この病院は2012年5月に別の場所へ移転したため、今はこの建物は空っぽになっているようです。
【B 不動橋】
☆2ndOP


不動橋という人道橋です。斐太高校から南下し、宮川沿いを歩いていくと3つ目の橋になります。
☆21話「手作りチョコレート事件」


チョコレート事件の真相について、奉太郎と里志が語り合うシーン。
訪問時は本編と同じように、少し雪が積もっていました。
【C 宮川川岸】
Bからさらに川沿いを南下していくと、弥生橋と鍛冶橋に挟まれたこのエリアです。
☆1stOP

一致できていないですね(汗 弥生橋の上から鍛冶橋を望遠で撮るのが正解です。

ここから宮川の東岸になります。
撮影地点としては、画面左側、階段になっているところのやや後ろからズームしています。
なお、こんな夜に撮っているのは、幕があるように名物「宮川朝市」が午前中
(4月~10月は6:00から、11月~3月は7:00から)開かれ、出店と人通りのために撮影困難になるだろうと判断したためです。
☆11話「愚者のエンドロール」

自転車が止まっているこの階段だけ東岸で、あとは西岸のようです。


階段から降りていくことができますが、特に冬の積雪時は非常に滑りやすく危険です。十分注意してください。
☆18話「連峰は晴れているか」

弥生橋。奉太郎が向こう側を横断していきます。
【D 通学路】
位置関係はかなりバラバラになりますが、宮川の西側の通りを行ったり来たりする感じです。
☆1stOP

猫の像ですが、季節によってこの像は置き換えられるそうです。
場所は物産のアンテナショップ「まるっとプラザ」の向かいあたりです。

「P」の字が目印。南側から望遠気味に。
☆1話「伝統ある古典部の再生」
☆5話「歴史ある古典部の真実」

奉太郎がお姉さんに手紙を出したポスト。鍛冶橋交差点のすぐ北側にあります。
☆11話「愚者のエンドロール」

一人座ってたたずむ奉太郎。市営かじ橋駐車場のあたりです。
【E 喫茶店 バグパイプ】←喫茶店 パイナップルサンド☆2話「名誉ある古典部の活動」


鍛冶橋の辺りからさらに南下した所、筏橋のそばにある喫茶店「バグパイプ」です。
2話・3話でえるが奉太郎に頼み事を持ちかけた喫茶店ですね。
以下、店内の写真はマスターに了解をいただいて撮影しています。なにからなにまで、全てがそのままですね。すごい。


なお、このお店は「氷菓」交流スペースとなっていて、高山限定「氷菓」ポストカードが販売されているほか、探訪者交流ノートが用意されています。

本編の雰囲気そのままの素敵なお店です。探訪の折にはぜひこちらで休憩を。
※営業時間9:00~18:00。年中無休。
【F 喫茶去 かつて】←喫茶 一二三
☆10話「万人の死角」


入須先輩と奉太郎が話をした喫茶店のモデルはここ「喫茶去 かつて」です。
時間の都合でお店の前を訪れただけでしたが、次回訪問した時にはここでお茶をいただきたいですね。
※営業時間10:00~17:00。
水曜定休。
【G 高山市図書館”煥章館”】←神山市図書館
☆18話「連峰は晴れているか」



小木先生の言葉の真意を知るべく、奉太郎とえるが新聞記事を探しに出かけた図書館。
2004年に完成したフランス風の立派な建築です。
なお、開館前だったため館内の取材はしていませんが、
館内を撮影したい場合は受付に申し出て所定の手続きを行い、館長の承認を受けてください。※開館時間9:30~21:30。
年末年始・図書整理日など休館日あり。
〔H 一本杉白山神社〕←折木家位置モデル前の神社
☆2話「名誉ある古典部の活動」



折木家の向かいに登場する小さな神社です。
ちなみに本編で折木家が建っている場所は、実際には空き地になっています。
☆11話「愚者のエンドロール」


入須先輩との話を終えた帰り道、目に付いたチラシにシャッターを殴る奉太郎。
自宅の位置モデルの近くです。
〔I 花里跨線橋〕
☆21話「手作りチョコレート事件」


チョコレート事件の真相が明らかになった後、えると摩耶花が出会うシーン。国道がJRの線路を跨ぐ橋です。
横方向のカットは高山駅を背にした方向です。
撮影地をまとめた地図を載せます。
なお、今回私が訪問できなかった場所を含め、大変詳細な舞台マップを、高山市有志の方々、高山「氷菓」応援委員会さんが公開しています。
探訪に当たり、大変参考にさせていただきました。ぜひご覧ください。
より大きな地図で 氷菓撮影地forブログ@高山 を表示
【所要時間目安:3時間30分~4時間】
- 関連記事
-