
18きっぷで駅に降り立つとつい運賃表に目が行ってしまいます。
お~得してる得してる、みたいな。

金沢から乗り込む列車は413系ですね。前面の方向幕を埋められてしまった不思議な車両です。聞いた話では「つらら」対策らしい。

ここからは2014年度に第三セクターに移管されてしまう区間に入っていきます。

源平合戦でも知られる倶利伽羅峠を越え、富山県に入るあたりでがらりと気候が変わり、積雪区間に入りました。

噂の「福岡県にない福岡駅」に停車。
福岡県福岡市に行くはずがここに来てしまうというエピソードを聞きますが、まぁ~どっちもかわいそうですよね。
こっちだって高岡市福岡町という立派な地元の地名なのに、向こうが県名かつ政令指定都市名であまりに知名度が高いばかりか、追い討ちをかけるように福岡市のJRの代表駅は「福岡」ではなく『博多』。福岡市の代表駅として「福岡」を名乗るのは『西鉄福岡(天神)』駅だけです。
まぁこの辺は日本人ですら怪しいわけですよ。なまじ「博多」もそれなりに有名であるために、知り合いにも「博多市」なる都市の存在を疑わない人が結構いるわけで。
例えば日本から一度も出たことの無い私みたいな人が「パリのターミナル駅を6つ答えよ」と問われて、せいぜい『パリ北』と、いいとこ『リヨン』ぐらいしか答えられないのと同じで、外国人にそんなの知っとけと言うほうが無理がありますから、この辺りをどのように周知すべきなのかは難しいところです。
気を利かせるつもりで「もしかして、福岡市のほうではないですか?」と問うのも、もし福岡市に「福岡駅」があれば事務的に問う口実ができますが、これが無いもんだから、なんだか福岡駅のほうに失礼な気がするというか。
本当に福岡駅に行きたい旅行者もいるはずですしね。窓口の人も悩みどころでしょう。
ここらで話を旅に戻しましょうか。


ストレートに富山まで行っても高山本線の待ち時間が長すぎるため、高岡でちょっと寄り道して、万葉線の電車をパチリ。
駅のコンビニで、昼食のます寿しと、年賀状を買いました。


高岡駅は絶賛リニューアル工事中で、すでに出来ている部分も相当きれいです。
しかしながら北陸新幹線は高岡駅に横付けできず、やむなく新高岡駅(仮称)を新設して城端線に接続する予定です。

高岡始発の521系普通列車で富山へ出発!

ます寿し、いただきま~すw
当然っちゃ当然ながら、基本的にサケと同じような味なわけですが、お寿司になっていることでふわっとした新鮮な旨みを味わえます。

昼食も食べ終え、高岡から約20分で富山に到着です。

ここで私鉄の「ちょい乗り」をします。

富山ライトレール!
晩年は毎時1本がザラだったローカル線の旧・JR富山港線をLRTに生まれ変わらせ、見事大成功を収めていることで全国的に有名な路線です。
現在では日中毎時4本の高頻度運転で、200円均一(ICカード「passca」または富山地鉄の「Ecomyca」を使うと170円に割引)で気軽に乗り降りできる路線に生まれ変わりました。
JR時代は富山駅発着でしたが、ライトレール開業時には駅北口に『富山駅北』駅を起点として設け、途中の奥田中学校前駅までは道路上に併用軌道を敷き直しています。
ただし、富山駅北というターミナルは仮の状態で、北陸新幹線延伸に関連した富山駅高架化が完了した折には、南口側に乗り入れている富山地方鉄道の富山市内軌道線と軌道をつなぎ、直通運転が実現する予定です。

約24分で終点の岩瀬浜駅に到着、無事完乗です。
すごくどうでもいいですが、専用軌道で終点の隣が公営ギャンブル施設と言うと、広電の宮島線を連想しますw あちらは臨時駅か。

富山ライトレールは終点の岩瀬浜駅と途中の蓮町駅で「フィーダーバス」に接続し、シームレスな乗り継ぎを実現しています。
「路線単体で完結」ではなく、ネットワークとして他の輸送機関と一緒に整備していくことも、ライトレール成功の秘訣ですね。

それでは富山駅北へ折り返しましょう。

途中の東岩瀬駅には昔のホームが残っていて(よく見るとJR時代の駅名標が!)、路面電車になって床の高さがどれだけ下がったかを実感できます。

富山駅北駅まで戻ってきました。

次の訪問時には南側の富山地方鉄道にも乗りたいです。

次回はいよいよ、絶景の高山本線で山の中へ入っていきます。
(15日④へ続く)
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