
2日目の朝です。
前日飛騨一ノ宮駅で見た時刻表の通り、高山本線は特急主体のダイヤで、普通列車は大変少ないです。
高山10:24発の次は14:48まで普通列車がなく、後者では高山本線を走破する前に日が暮れてしまいます。
18きっぷのスタンプも有限なので、今後のことを考えると10:24で高山を出るべきと判断。本当に惜しいです。
冬至が近い、明るくなるのが1年で最も遅い時期で、日の出は7時少し前とかなり遅いです。
そうなると、街を探索できる時間は正味3時間しかありません。
3時間というのがどれだけ短いかは、旅好きの方にはよく分かってもらえると思うのですが、もはや行動時間が短いのは冬の旅の宿命ですね。


「飛騨の小京都」と言われるだけあって、確かに京都によく似た雰囲気を感じます。

景観に配慮した茶色いファミマも見つけました。これも京都と同じ取り組みですね。
高山探索の成果は、「氷菓」巡礼メモをご覧いただきたいと思います。
惜しむらくは「ふたりの距離の概算」で奉太郎と大日向が食べていたおだんごを食べられなかったことですが、また再訪する機会もあることでしょう。

乗り鉄を再開しましょう。高山本線を南下します。

前日と同じくキハ48の美濃太田行きです。

前日に見た「臥龍桜」を明るい車窓からパチリ。咲いたらさぞ綺麗なんでしょうねぇ。

飛騨一ノ宮-久々野ではダイナミックな左カーブを進んでいきます。撮影地としても有名だそうですね。


南に進んでいくとともに、次第に雪がなくなってきました。
今車窓を流れているのは飛騨川で、こちらは飛騨一ノ宮付近で別れた宮川・神通川とは逆に太平洋側へ流れていき、最終的には木曽川に合流します。

よく晴れた空の下を快調に走り、高山からほぼジャスト1時間で、有名な温泉地、下呂に到着です。
下呂ばっかり有名ですが、ここに来る前に「上呂」も通っていますw ちなみに駅名にはないものの「中呂」もあるらしい。
温泉好きな私としてはすごく降りたい。でも先を急がなければいけない。本数が少ないから気軽に降りられない。
軽くジレンマですよ。18きっぱーは道中どこまで欲張れるのか常に頭を絞るのです。まる。

さぁ、長かった高山本線も終盤です。
少しずつ、しかし確実に車窓が開けてきます。

13:06、列車のひとまずの終点、美濃太田に到着しました。
高山本線はまだ続きますが、運行上は美濃太田を終点にする列車が多いです。
ここから岐阜方面へは太多線直通の列車がメインになっていて、特に日中はほぼ必ずここで乗り換えです。本数は毎時2本程度にまで増えます。

また、美濃太田駅は長良川鉄道越美南線の起点でもあります。1986年までは国鉄の路線でした。
年末なんでよく耳にしていた「ひとり長良川」の郡上八幡へはこの路線で行けます。
路線名から分かる通り、本来は越美北線とつながる計画だった路線とあって、終点はどん詰まりです。乗ってみたいですが、いつになるのやら…。

15分ほど待って、太多線からの岐阜行きが入ってきました。湘南色の帯を巻いたキハ11形です。
このときの車内は外国人だらけで面食らったw
この区間では名鉄各務原線と一応競合していますが、こちらは単線非電化であちらは複線電化なものですから、攻めるにも限界があります。
流れる車窓も競合しているとは感じさせないのどかな印象でした。
ただそれに反して乗客は多めでした。毎時0コンマいくつか知れないこれまでと違って毎時2本走るだけのことはある。

14:02。美濃太田から約30分で、ついに終点の岐阜に到着!高山本線を走破しました。
2日かけて北陸から東海へ南下してきたわけですね。風光明媚な路線でおなかいっぱいです。
無事に高山本線縦断を終えました。次回は通い慣れた東海道本線を今季も西へ下ります。
(16日②へ続く)
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