巡礼作品:「たまこまーけっと」(2013年冬期放送)
巡礼日:2013年3月29日
巡礼地:京都府京都市上京区、中京区、伏見区
【アクセス】
A~C | :出町柳駅(京阪鴨東線、叡山電鉄叡山本線) |
D | :四条駅(京都市営地下鉄烏丸線)/烏丸駅(阪急京都線) |
E~F | :藤森駅(京阪本線) |
G | :中書島駅(京阪本線・宇治線) |
「たまこまーけっと」は京都市が主な舞台となっています。
放送以来、特にうさぎ山商店街のモデルとなった出町桝形商店街には、日によって200人を超えるファンが全国・海外各地から来訪し、大変なフィーバーになっているとのことでした。
商店街の雰囲気に浸っているうちに、あまりガチガチに合わせて撮ろうということを考えなくなったので、このページでは、各地区の雰囲気がよく出ていると思ったカットを選んで掲載しています。
また今回、学校法人聖母女学院さんには事前に見学・撮影許可をいただき、学校敷地内の取材をさせていただくことができました。
整理作業日というお忙しい中、本当にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
なお、内容とは関係ありませんが、今回の記事から軽量化実験を行っています。
ページの表示速度を優先しつつ、画像が見づらくならないサイズを模索していますので、「まだ重い」「見づらい」などのご意見もお待ちしています。
※著作権法第32条に則り、比較研究を目的として画像を引用しています。
当記事で引用している画像の著作権は©京都アニメーション/うさぎ山商店街に帰属します。
【A 出町桝形商店街】←うさぎ山商店街
出町桝形商店街は、中間に路地を2本挟み、西・中・東の3つのブロックに分かれています。
どのお店も、「たまこまーけっと」の公式ページに掲載されている
商店街マップ(西が上)とほぼ同じ位置関係です。
ここでは、ED等でクレジットされている店のモデルになったお店の名前を、地区別に併記しています(敬称略)。
◎西地区・さが喜
(←さしみ)・いづもや豆腐店
(←清水屋)・花の春風
(←フローリストプリンセス)・喫茶 華波/BAR 華波様楽
(←星とピエロ)☆OP☆1話「あの娘はかわいいもち屋の娘」☆2話「恋の花咲くバレンタイン」
舞台のモデルになったということで、「たまこまーけっと」のポスターが掛けられていました。
☆7話「あの子がお嫁に行っちゃった」
丸い電球が特徴的なシャンデリアが、商店街を照らします。
「たまこまーけっと」の探訪記念交流ノートは、「さが喜」さん横のベンチに備え付けられていました。
私の訪問時には、1冊目の設置↑からわずか2ヶ月半で5冊目に突入していて、「たまこまーけっと」もこの商店街も本当に愛されているんだなということが実感できました。
絶対数が多いからか、関東から来るファンももちろん多いが、国内のみならず、中には中国のファンもいたと「さが喜」のご主人は話してくれました。
最近は「たまこ」を観て訪れたという客層にも、女性やカップルが増えてきたそうです。
このように、あまりに大きな経済効果を呼んでいるからか、この日はちょうどNHKが「たまこ」関連での取材(しかもリピート取材)に訪れていたほどです。ご主人もアニメ効果に驚いておられました。
◎中地区・イカワトーイ
(←トキワ堂)・
旧野口屋精肉店
跡地(2012年12月閉店。←ジャストミート)☆4話「小さな恋、咲いちゃった」
アニメでも度々登場して強烈な印象を残した、一際目をひく大きなサバ。
「わかさばちゃん」という名前が付けられているらしい…。
☆7話「あの子がお嫁に行っちゃった」
「わかさばちゃん」の真下です。
写真右手、「ジャストミート」のモデルになった「野口屋精肉店」さんは、残念ながらアニメ放送開始直前の2012年12月末で閉店してしまいました。
※中地区-α:たまや・RICECAKE Oh! ZEE位置モデル ☆4話「小さな恋、咲いちゃった」
西地区と中地区を区切る路地を、北側に少し抜けた場所です。奥には商店街の本筋が見えます。
左手がもち蔵の家「RICECAKE Oh! ZEE」、右手がたまこの家「たまや」のはずですが、いずれの建物も実在しません。
「たまや」の場所には代わりに居酒屋さんがあるものの、「RICECAKE Oh! ZEE」の場所に至っては何もありません…w
☆6話「俺の背筋も凍ったぜ」
お地蔵さまは2店の位置モデルよりもう少し北側です。
☆9話「歌っちゃうんだ、恋の歌」
2つのお店の両隣の建物は、よく見るとそれぞれ一致しているのが分かります。
※中地区-β:お化け屋敷会場☆6話「俺の背筋も凍ったぜ」
◎東地区・満寿形屋
(←みやこうどん)☆8話「ニワトリだとは言わせねぇ」
商店街には100円ショップも2店入っています。
【B 商店街西側入口付近】
ここで商店街の外に出て、周辺部を探索してみましょう。
☆1話「あの娘はかわいいもち屋の娘」☆12話「今年もまた暮れてった」
後ろに商店街の入口が見えるのが分かるでしょうか。
上のカットとほぼ同じ場所で振り返っていますが、隠れてちょっと分かりにくいかな…?
奥の駐車場の「空あり」が一致します。
【C 商店街・鴨川デルタ周辺】
☆6話「俺の背筋も凍ったぜ」☆7話「あの子がお嫁に行っちゃった」☆8話「ニワトリだとは言わせねぇ」
かんながいるのは今出川通が鴨川をまたぐ、賀茂大橋のたもとです。
デラがダイエットで走っていたのは、鴨川デルタの中にある階段ですね。段の形は若干違います。
言葉を話して映写機+通信端末にもなる鳥だなんて、一家に1羽必需品ですわ。
場所的にピンと来た方もいると思いますが、ここの両サイドは「けいおん!」に登場したあの飛び石です。
☆12話「今年もまた暮れてった」
葵橋西詰交差点。背景の建物の向きがややずれている上、真正面の建物は取り壊されていました。
歩いてみると分かりますが、1話から見ているとなかなか謎多き通学ルートです。
( ・△ ・;)「しつこいなぁ、もち蔵」
【D 錦湯】←うさ湯
「うさ湯」の建物モデルは出町柳ではなく、少し離れて四条烏丸にある「錦湯」です。EDにもクレジットされていました。
☆1話「あの娘はかわいいもち屋の娘」
【E 藤森駅・琵琶湖疏水周辺】
このエリアの最寄りは
京阪電車の「藤森駅」です。
「JR藤森駅」ではありませんので注意してください(1km以上離れています)。
☆1話「あの娘はかわいいもち屋の娘」
☆2話「恋の花咲くバレンタイン」
琵琶湖疏水沿いのお好み焼き屋さんの前です。
☆6話「俺の背筋も凍ったぜ」☆8話「ニワトリだとは言わせねぇ」☆9話「歌っちゃうんだ、恋の歌」☆10話「あの子のバトンに花が咲く」
たまこたちの通学路は深草商店街。聖母女学院前の通りを南下するとこの場所です。
☆11話「まさかあの娘がプリンセス」
再び師団橋の隣、「南野田橋」に戻り、ダイエー方向を撮影。眼下を京阪電車が走ります。
【F 聖母女学院藤森キャンパス】←うさぎ山学園高校
たまこたちが通う高校のモデルは、聖母女学院京都・藤森キャンパスです。
正門から見える本館は、元々は帝国陸軍第16師団の司令部庁舎として1908年に建設された、大変歴史的価値の高い建築物です。
今回は、
事前に見学・撮影及びブログ掲載の許可をいただき、敷地内を撮影させていただいています。見学を希望する際は、
希望日の10日前までに、広報課へ連絡および見学許可願提出を行い、法人事務局長の許可を受けてください。
当日その場で申し出たりしても一切受け付けられないのでご注意ください。聖母女学院本館紹介ページは
こちら。見学申し込みはリンク先記載の電話番号からどうぞ。
「事前にきちんと手続きをしてもらえれば、『たまこまーけっと』探訪の方も大丈夫
(ただし現役の学校のため、本館以外の校舎内部は公開していない)」とのことでしたので、ぜひ西洋古典建築の美しさを体感しに行ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに「『たまこ』を観た!」と言って許可願を出してきたのは私たちで4組目だそうですw
案内していただいた職員さんは、「『たまこ』は全話録画しているが、ちょっとたまり気味」とリアルに話してくださいました。
たぶん私なんかとは忙しさのレベルが違うんだろうなぁと思いつつ。はい。
☆1話「あの娘はかわいいもち屋の娘」
☆8話「ニワトリだとは言わせねぇ」
中学・高校校舎の昇降口です。靴箱もバッチリ同じですね。
☆9話「歌っちゃうんだ、恋の歌」
正面が体育館、右手は中学・高校校舎で、左手にはグラウンドが広がっています。
山田尚子監督率いる京都アニメーションのロケハン陣は、2012年夏ごろに複数回、日によって丸一日かけて丹念に取材を行ったとか。
その甲斐あって、隅々まで本当に鮮やかに再現されていましたね。
☆10話「あの子のバトンに花が咲く」
小学校校舎の1階。ずらりと並ぶ太い柱が印象的です。
3話のクラス発表のシーンにも登場しましたね。
☆ED
本館、正面向かって左側ですね。
レンガを同じ段は「縦、縦…」、その上段は「横、横…」と揃え、縦・横交互に積んでいく「イギリス積み」の特徴がよく見てとれます。
耐震性に優れた積み方で、後に各地に普及していく様式なんだとか。
手前に立つ木は、本館建設当時に植えられたまま場所を変えずに残っていて、樹齢100年を超えるそうです。
中学・高校校舎1階。チェック模様の床とピンクの壁が確認できました。
ピンクやブルーのパステルカラーを配しているのがいかにも女子校らしく、とてもおしゃれですね。
参考までに中学・高校校舎を見上げた写真です。
教室も細部まで大変リアルに描かれていると職員さんが教えてくださいました。
職員さんにはお忙しい中、帝国陸軍司令部庁舎時代のお話も分かりやすく聞かせていただき、「たまこまーけっと」探訪としてだけでなく、帝国時代の歴史の一端をも勉強することができ、有意義な見学となりました。
そのお話は
こちらで書きましたので、あわせてお読みください。
見学させていただき、本当にありがとうございました。
【G 中書島駅前・伏見港公園】
☆5話「一夜を共に過ごしたぜ」
中書島駅南口の前にある信号。奥には宇治川の河原が見えます。
たまこたちが水泳の特訓で来たプールは、中書島駅前にある伏見港公園の屋外プールです。
大プールは「凸」の字とも何ともつかぬ独特な形をしています。
オフシーズンは公園休憩所のそばから問題なく撮ることができますが、
7月15日~8月31日(原則)はこのプールも使用されるので、撮影はこの期間以外でお願いします。
撮影地をまとめた地図を載せます。
より大きな地図で たまこまーけっと撮影地forブログ を表示
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