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つくば駅から筑波山へは、バスに乗り換えてさらに20kmほど北上することになります。
まぁ品川-横浜と同じくらいの距離があるわけですが、つくば市からは出ません。いや筑波山なんだからつくば市になきゃねぇ。


つくばセンター1番のりばから、関鉄バスの直行便があります。
片道運賃は「筑波山神社入口」まで700円、「つつじヶ丘」までが850円です。ICカードは使えませんので、小銭の準備を。
降車するバス停は、ケーブルカー利用なら前者、ロープウェイ利用なら後者になります。
歩いて登る場合は、登りたいコースに合わせて選んでください。
さて、行楽シーズンともなると、この日のように到底乗り切れない様子。九州の私立中時代、バス通学していた頃もこんな感じだったな。
学校の行事なのか、私の前では中学生くらいの軍団がぞろぞろとバスに飲み込まれていきます。
彼らが乗り込んだ後、「さて私も」とステップに足をかけようとするも、すでに軍団さんがステップにはみ出る勢いで.zipされており、足を下ろさざるを得ません。これは1本見送りかな…?
と、見かねた運転手さんが前扉を開け、「2~3人こっちに乗れますけど」と誘導してくれました。
ということで、ギリギリ始発に乗ることができました。よかったよかった。
学園都市「つくば」が、昔からの町並み「筑波」に移っていく車窓を眺めながら、バスに揺られること40分。

筑波山神社入口バス停に到着しました。

いざ、登山開始です。
筑波山はちょうどMの字になっていて、標高871mの「男体山」と、877mの「女体山」に分かれています。
今回登る「御幸ヶ原コース」は、ケーブルカーの軌道と並行して、基本的に男体山を目指すルートですが、男体山⇔女体山は15分程度で行き来することも可能です。

筑波山は日本百名山の中で最も標高が低く、基本的には(高尾山ほどではないにしろ)お手軽な山です。
ただ地図の通り、御幸ヶ原コースは等高線に歯向かっていくようなコースで、あまり迂回がないため、やや険しいです。怪我のないように焦らず登りましょう。

まずはスタート地点にある、筑波山神社の拝殿におまいり。
筑波山も山全体がご神体です。
まぁ、いくら信教の自由とは言っても、一応「登らせていただく」という気持ちを忘れないようにしたいものです。
ところで、拝殿までに手水舎が2ヶ所あったんですけど、あれ2回やらないといけないのかな?
理屈としては1回やれば清まってるはずなんだけど…。一応2回ともやっておきましたw

ふむ。適度に鬱蒼としてきましたね。
少し広いところを見つけては、邪魔にならない程度に写真を撮りながら登っていきます。
何を考えているかと言えば、「あ~、塩飴か都こんぶ持ってくればよかった」とか。ご神体がどーのこーの言う割には雑念だらけ。大丈夫かな。

今までも木々の奥に見えていたケーブルカーの軌道が、はっきり見えるところに着きました。
ここにしばらくいれば、20分に1回ケーブルカーを見ることができるわけですね。待たないけど。

ナヴィ族の一人も出てきてくれないかなぁ。続編まだかなぁ。

なんだかんだで、一番きついのは終盤でした。
休憩地点もあまりないまま、結構な距離をこの角度の階段で進まなければなりません。
本格的に枝が欲しいな。この1年ですっかり筋力が落ちてしまった。

汗を噴きながらも、ふもとから1時間20分で、御幸ヶ原に到着しました!
「雲に手が届きそう」とはまさにこのことですが、要するに天気が悪いのです。

北側、桜川市方面を望みます。もや~っとした景色です…。
まぁしょうがないわな。この筋金入りの雨男にかかればこんなもんよ。
ひょっとすると雨男スキルは一人旅のときに発動しやすいのではないかという仮説を得ました。
少し汗を引かせて、男体山頂まで登って仕上げましょう。

10分ほど階段を登り、男体山登頂!
山は御岳山以来かな。筋力の衰え(おい)に耐えながらも、無事に登頂できました。

入口にあったのが拝殿で、ここは本殿。男体山では伊邪那岐命、女体山では伊邪那美命がそれぞれ祀られています。
それにちなんで、筑波山縁結びツアーなんかもあるそうですが、どうもWikipediaの後半が心穏やかでないことにはあくまで目をつぶるですか。そうですか。
さて、これでとりあえずの目的が果たせました。
次回は第2の目的として、ケーブルカーのお話などなど書きます。
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