新花塩駅北口ぶらりお散歩案内所!

鉄道乗りつぶしや聖地巡礼(アニメ舞台探訪)をライトに楽しむ、うるっちのブログです。

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水戸に到着し、水郡線に乗り換えます。

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現在、水郡線の列車はすべてキハE130系が使用されています。JR東日本の「純粋な気動車」としては最新世代にあたります。
なお、新潟エリアにはこれとよく似たキハE120が2008年から導入されています。キハE130が3ドア、キハE120が2ドアであることが一番大きな違いと言えます。


それでは乗り鉄開始です。

水郡線は水戸-安積永盛・郡山を本線とするほか、途中の上菅谷から分岐して常陸太田へ向かう支線を持つ路線です。
もっとも、建設されたのは常陸太田方面が先で、上菅谷では常陸太田方面が直線、郡山方面がカーブする形となっています。
大宮駅における高崎線・東北本線の分かれ方と同じ事情ですね。

2011年に「奥久慈清流ライン」という愛称がつけられましたが、駅名標にプレートが付いた程度(ただこれがやたら徹底していました)で、案内では全く使われておらず、利用者にはあまり浸透していなさそうです。

水戸-郡山を走破する列車は1日7本で、乗りつぶし計画の際はここの時刻を軸に練るべきですね。


まずは8:17発の常陸太田行きで、支線から乗りにかかります。
常磐線の遅延により、接続待ちで15分ほど遅れて水戸を発車しました。

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水戸付近は駅間距離がとても短いのが印象的でした。
ローカル線と言えば1駅10分なんて珍しくなかったりしますが、この辺りは1駅進むのにものの3~4分しかかからない区間が結構多いんですね。

キハE130系が真っ先に水郡線に導入されたのも、この乗り降りの頻繁な区間において、乗降をスムーズにする必要があったためだと言えそうです。


住宅地と田んぼが入り混じる風景を眺めながら約30分。まずは支線の終点、常陸太田に到着しました。

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こぢんまりとした雰囲気を勝手に想像していたのですが大間違い。
駅周辺の整備事業に関連して、2011年にピカピカの新駅舎が完成し、街の玄関口となっています。
なんでも水戸黄門が隠居した西山荘をイメージして設計されたそうな。


折り返し時間で遅れを吸収した水戸行きの列車で、上菅谷まで戻ります。

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架線がない駅は視界が開けて気持ちいいですね。

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水戸からの郡山行きが3両で入線してきました。これで郡山へ向かいます。

上菅谷を出ると、やがてベッドタウンの区間も終わり、次第に山あいに入っていきます。
多くの区間で久慈川の流れに沿って走ります。

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下小川付近に架かる平山橋。
単に「渡るの怖そ~」と思って撮っただけだったんですが、これは「沈下橋」と言って、最低限の高さだけ確保して、橋の長さが短くて済むというメリットを持つ橋だそうな(Wikipediaの図が分かりやすい)。
川が増水したときに沈むのは仕方ない、という潔い橋でございます。

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水郡線沿線の観光地といえば袋田の滝がありますが、残念ながら車窓からは見えません。
代わりに渓谷の風景を存分にお楽しみください。


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上菅谷から1時間で、常陸大子に到着しました。水郡線の中でも代表的な観光地です。
2014年4月1日より、水戸からここまでが東京近郊区間に追加されるのと同時に、一部主要駅でICカードが使用可能となることが決定しています。

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特に観光需要が当駅までで1段減ることもあり、ここから郡山方面は本数が減ります。
乗っている列車も後ろ1両を切り離し、2両で郡山に向かいます。


車内放送は全国どこのローカル線でも聞くあの放送…ではなく、山手線などですっかりおなじみの女声放送の人です。これは意外。

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水郡線沿線は「ひたすら山深い」というよりは、むしろ平地がよく活用されていて、結構生活感漂う路線だと思いました。
どこか1ヶ所観光できれば良かったんですが、今回は目的地を優先しました。

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上菅谷から3時間弱で、東北本線と合流し、安積永盛に到着。水郡線完乗です。
列車は東北本線に入り、郡山へ向かいます。

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12:33、終点の郡山に無事到着しました。
いかんせん座席が例の硬いやつで、ちょっと腰にきていました。あのタイプはロングシートの方がかえって楽かもしれません。

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磐越西線の719系が停車中でした。奥にはあかべぇ編成が連結されています。
本当は磐越西線は新津-郡山の全線乗ったことがあるんですが、それが2008年のことで、乗りつぶし記録開始前のため、記録としては付けていないんですよね。今度は磐越東線とセットで乗ることになると思います。

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そうそう、2014年4月1日から「仙台近郊区間」が新設されます。これにより、仙台エリアでの大回り乗車が実現しますね。
もっとも、輪を形成する路線では本数の少ない所が目立ち、ちょっとやりにくそうではありますが…。

一方で、奥羽本線区間で山形新幹線を利用すると、この適用が外れるらしいのです。
つまり、乗る列車次第で適用の有無が変わるという、聞いただけでも面倒くさそうなシステムが初めて導入されます。混乱がないといいのですが。


さて、これでひとまず、この日の新規乗車は終了です。
あと1本、「未確認で進行形」巡礼のこぼれ話でも簡単に書いて、終わりにしますかね。
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