うーみーキタァ━━━( ´∀`)━━━━!!!
いや確かにね、うちからでもペロッと自転車出せば東京湾ですよ。
でもやっぱり海と言ったら、こうやってどこまでも続く砂浜

海開きはまだ少し先で、雨模様と時間の早さもあって、片瀬西浜海水浴場はまだまだ静かでした。
もうじきここは混沌、カオスそのものと化します。
海を見て目を覚ましたところで、再び江ノ電に乗り、先を目指します。
Wikipediaにもあるように、よく話題になるネタとして、「江ノ電は路面電車か?」という問いがあります。
まず、何をもって路面電車と見なせばいいのでしょうか。
広く路面電車だと認識されている路線は、概ね軌道法に基づいて敷設され、道路上にレールを敷いた併用軌道を持つものが多いです。
法的に言うと、「鉄道」は道路に敷設してはいけないのに対し、「軌道」は道路に敷設しなければいけないことになっています。
第六十一条 鉄道線路は、道路法 (昭和二十七年法律第百八十号)による道路に敷設してはならない。ただし、やむを得ない理由がある場合において、国土交通大臣の許可を受けたときは、この限りでない。-鉄道事業法
第二条 軌道ハ特別ノ事由アル場合ヲ除クノ外之ヲ道路ニ敷設スヘシこのことから、路面電車は軌道法に則って営業しているものだ、という考え方もあります。-軌道法
江ノ電は、江ノ島-腰越に併用軌道を持ち、車両のサイズもやや小ぶりであることから、明らかに路面電車だ、という認識を持っている人もいます。
しかしながら、江ノ電は軌道法ではなく、鉄道事業法に則って営業しています。すなわち、法的には「軌道」ではなく「鉄道」になります。
はて、併用軌道の存在は鉄道事業法に反しているのでは?となるわけです。
実はこの路線は、当初は確かに軌道法に則って敷設されたものでした。
ところがこの路線は1944年に、軌道法から、鉄道事業法の前身にあたる地方鉄道法の適用を受けるよう、変更の手続きが行われたのです。
なぜ適用する法律を変更したのかというと、これは戦争による空襲で、重要な幹線である東海道本線や横須賀線が万一寸断された場合、列車がこちらから迂回できるようにするためだったようです。
二俣線(現・天竜浜名湖鉄道)みたいなことをやろうと国が考えたわけですね。
この際、本来ならば、名実ともに「鉄道」と言えるように、全線を専用軌道にするなど、法律に沿った規格に改修することができればそうしていたのでしょうが、これは難しかったんでしょうね。
ということで、併用軌道の存在が特別に認められた状態で、今に至るようです。
「あの区間はものすごく長い踏切なんだ」と解釈する意見も散見されますが、これはちょっと考えすぎではないかと思います。
あくまで、単に特例として認められた併用軌道と考えるのが妥当な気がします。
例えば道路交通法には、「路面電車とは云々」という条文が一応ありますが、条文中の用語説明的なものにすぎず、「路面電車は軌道でなければならない」とするような法律は存在しません。
日本語を素直に解釈すると、「路面を走る電車」で路面電車ですから、併用軌道区間がちょっとでもあれば、路面電車と見なしても特段問題はないのかな、とも思います。
そんなわけで私は、「江ノ電を路面電車だと誰もが認めることは難しいが、実態を見るに、路面電車だと解しても間違いと言い切ることはできない」という考えを出しておきます。
やがて、江ノ電の車窓でも最大の見どころと言える、腰越-鎌倉高校前の区間に入りました。
結構な数の乗客の脳内で『波乗りジョニー』がかかっていると思います。分からんけど。
いつか電車の外から、この辺りで写真を撮りたいものです。

ならば車内からはどんな写真が撮れるのか、やってみた。
路地のそばをうねうね行く、みたいな、よく分からんのが撮れた。まる。

曇天でも湘南。魅力ある海に後ろ髪を引かれながら、今度は長谷に降り立ちました。今でちょうど9時です。

まずは今の時期が一年の中でも最も人が多いシーズンの一つであろう、長谷寺にやってきました。
もちろん、あじさいに囲まれた散策路がお目当てです。
とてつもなく混雑するあじさい散策路は、境内に入るときに配られる整理券によって、少しずつ見学者を入れていきます。
一つの番号に数十人程度が割り当てられ、ある程度進んだら次の番号が呼ばれていく感じです。
待っている間には、高さ9mの観音像を拝観しました。
制作時期などについては、度重なる修復の跡も見られ、はっきりしたことがよく分かっていないようですが、それでもその威容には圧倒されました。

朝の早い時間に訪れたことが幸いし、あじさい散策路の順番待ちは15分程度で済みました。
ボードによれば、あと10分来るのが遅かったら、1時間以上待つことになっていたようです。恐るべき集客力ですね。

ほぉ~。規模というか、株数が予想以上です。聞いた話では2,000株にも上るそうです。


そして、あじさいは雨粒に濡れていると可憐さがより引き立ちますね。
誕生月である6月を象徴する花で、私も好きな花の一つです。これは来てよかった。

まだまだ見られますので、ぜひ。朝の8時には開くので、極力それに合わせるつもりで行くことを強くおすすめします。
ちょっと長くなったので一旦区切りますね。
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