
長谷寺のあじさいを見終わった後は、大仏を拝観しに、高徳院に移動。

ところで、鎌倉の大仏の謂れって、皆さんはご存知ですか?
東大寺に鎮座する奈良の大仏と言えば、当時流行した疫病や天災といった混乱を仏教の教えによって鎮めようと、聖武天皇が造らせた、ということはみんな知っています。
では、鎌倉の大仏は?

確かに、11mを超える堂々とした姿は、国宝とするにふさわしい迫力があります。
しかし、いったいどんな背景から、何の目的で造られたのか…。
答えられないのもそのはずで、高徳院の公式サイトを見ても、詳しい経緯はよく分からないと書かれています。

大仏様に尋ねてみても、黙って首を横に振ったら怖いわ。
とにかく、実は謎が結構残っている大仏なのです。

ちなみに鎌倉の大仏は、20円で中の空洞部分に入れます。
鋳型を接いだ格子状の跡がよく分かります。
ここでお土産に しらすせんべいを購入し、長谷駅へ戻りました。

10kmのショートトリップも終盤です。
海岸線に沿って走るイメージの強い江ノ電も、最後は家々の隙間を抜けるように、内陸を走ります。

11時少し前、終点の鎌倉に到着し、無事江ノ電を完乗しました。
車止めの上にカエルの置き物が乗っています。かわいい。
この時間になると観光客も非常に多くなり、乗車ホームも降車ホームも人でいっぱいです。



ひとまず横須賀線に乗り換え、大船まで戻ります。
鎌倉・北鎌倉エリアにも、鶴岡八幡宮や建長寺、円覚寺といった名所が目白押しです。
この辺りもまた改めて訪れたいですね。

大船で降ります。
江の島エリアには、もう一つ鉄道がありますよね。

湘南モノレール!
大船を起点に、湘南江の島までまっすぐアクセスできる、営業キロ6.6kmの路線です。
関東の鉄道ではかなり少数派になってきましたが、湘南モノレールでは2014年現在もICカードが使えません。
導入の検討自体はかねてから行われているものの、軌道や車両の更新との兼ね合いで、導入できるタイミングを探っている状態のようです。

この路線も単線でありながら、交換設備をフル活用し、7分30秒間隔の美しいダイヤを組んでいます。


ヘッドマークにもなっている、謎のマスコット「しょもたん」。独特のゆるさ。
最初に言っておきます。
この路線、やばいです。結構派手な路線であることが分かりましたw
モノレールの強みをフルに活かした、カーブと勾配のオンパレード。スピードも結構出るし、揺れる揺れる。
同じ懸垂式でも千葉はもっとおとなしかったような…。ちなみに千葉都市モノレールは、湘南モノレールのノウハウを多分に活かして建設されたそうです。
いや、実は湘南モノレールって父親に手を引かれて乗ったことがあるような気もするんですよね…。横浜に住んでたときに。
今度ちょっと確認してみますね(

だって見てくださいよ。なんじゃこの勾配…!
先頭にかぶりついてると分かりますけど、めちゃくちゃ楽しいですよこれ。江の島に遊園地造らなくていいのは湘南モノレールがあるからじゃないですかね(爆
大船から江の島に至るには、結構山がちな地形を抜けていかないといけないんですよね。
普通鉄道を引こうと思ったら、かなりロスの多い路線になってしまうと思います。
その点、急勾配をものともしないモノレールは、この地にぴったりです。わずか15分ほどで、終点の湘南江の島に到着できました。


いやぁ、すごいところ抜けてきましたねぇw
そんなわけで、再び江の島にやってきました。
もう少しでこのエリアはコンプリートです。続きはひとまず次回に回しますね。
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