次の列車まで3時間ほど時間があるので、のんびり過ごすことができます。


駅の外に出ると、早速温泉地のお約束ですね。駅前に足湯がありまして、まずはここで一息。観光案内所でもらったパンフレットを見ながら、立ち寄り湯を探します。
とりあえず、ネット上でも総じて評価が高く、事前に第1候補にしていた旅館の日帰り温泉に行こうかな~、と思って、とことこ向かったんですが。
番台の方に聞くと、あいにく清掃中だそうで。あれ~、表に掛かってた営業時間の札もちゃんと見たんだけどな。
開いてないものはしょうがないので、どこか近くで今開いている所はあるかと、若干の失礼を承知で尋ねたものの、「昼間は結構どこもやってなかったりしますね~」とのこと。
なんでや。パンフレット全然あてにならねぇ。
この日たまたま、とかだったのかもしれないし、各所やむを得ない事情はあるのかもしれませんが、せめて掃除ぐらいは込みで考えて、営業時間を掲示してほしいなぁと思ったのでした。鳴子温泉の印象として、唯一これだけがマイナスポイントとして残った次第です。
最終的にパンフの情報通り開いていたところの中で、「鳴子・早稲田桟敷湯」に入ることに決めました。

この「早稲田」は文字通りあの「早稲田」で、1948年、早稲田大学の学生がボーリング調査実習で鳴子温泉を訪れた際、この源泉を発掘して開業した浴場なのです。
建物は1998年に改築され、現代的な黄色い建物はよく目立ち、気軽に入りやすいです。
早速浴場に入ると、天井が非常に高くとられた、やはりモダンな空間となっており、屋内でありながらのびのびとくつろげるようになっていたのが高ポイント。
先客の方と入れ違いになり、ほぼずっと貸し切り状態でした。
湯の花がたっぷり浮いた温泉がまた天然温泉ムードを盛り上げ、長旅の疲れが溶けていくようでした。いいお湯いただきました。
鳴子に来たからには、やっぱり何かしら こけし関係のアイテムが欲しいなぁ。
ということで、お土産に こけしの箸置きを家族分買って帰ります(写真撮ってなかった。撮ったら追加で載せておきます)。本物のこけしは…場所取っちゃうしね…。首の「キュルキュル」だけ体験させてもらいました。


そんなこんなで列車の時間です。
13:02発の鳴子温泉始発 新庄行きに乗り込み、旅を再開しましょう。

陸羽東線沿線は意外と盆地に恵まれており、車窓が狭くなるシーンはあまり長くなかったように思います。

これから黄金色に移っていくであろう稲田が、目にも鮮やかですね。

14:06、定刻で終点の新庄に到着しました。これで陸羽東線完乗です。駅名標撮るの忘れましたね。
今まで乗ってきた新庄行きの列車はここで列車番号を改め、そのまま陸羽西線の酒田行きに変わって先に進むようです。
陸羽西線は未乗で、この夏の旅で乗りたいと考えていたのですが、「ムーンライトえちご」がなくなってしまったため、その日のうちに東京に戻れなくなることから、やむなくパスしたのです。
新庄からは奥羽本線で南下し、帰路へと戻っていきます。次回でやっと最終回。
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