
バスから降り立った北口の手前側は、錆付いた線路が雑草に埋もれていました。
もう長いこと手を付けられていないように見えますが、横川方面が廃止されて以来、15年以上放置されて残っているのでしょうか?奥の新幹線の線路だけが先へと続いています。

軽井沢駅では、JR東日本が新幹線を、しなの鉄道が在来線を受け持っています。
在来線はしなの鉄道線がどん詰まりで発着しているのみで、JRの在来線は通っていません。

新幹線改札口。高原都市・軽井沢の小洒落たイメージを増幅させる三角屋根がいい感じですね。

コンコースから新幹線ホームを見下ろすと、「あさま」512号 東京行きとして滑り出ていくE7系(F7編成)の姿が確認できました。
プレスリリースで見たイメージ画像では微妙な印象を受けたんですが、実車が目の前にいる今は、洗練された良いデザインに感じられます。あの頃は生意気言ってすいませんでした。

まだまだスペースに余裕のある運賃表。春が楽しみ。

一方こちら しなの鉄道の改札口です。自動改札は無く、コンパクトな印象です。

券売機横のモニターでは、フリーソフト「LED Board」を使って発車案内をしていました。
再現ソフトが現場で使われている微妙なユニークさ。
しなの鉄道ではもちろん18きっぷは使えませんので、改めて切符を買いましょう。
で、今回使用する切符はこちら。

「軽井沢・別所温泉フリーきっぷ」です。
これよく見ると、切符の左半分はしなの鉄道の地紋、右半分は上田電鉄で採用しているTTD地紋になってるんですねw 考えたなぁ。
しなの鉄道線軽井沢-上田(全線ではないので注意)と、上田電鉄別所線全線が1日乗り降り自由となり、お値段1,850円。
軽井沢-別所温泉の普通運賃は1,460円なので、単純往復でもほぼ4割引という、破格の割引率です。
今回の旅にベストマッチな切符でございます。



今回乗車するのは115系の2両編成ですね。JR時代の長野色のまま走っているみたいです。
うーん、JRでない路線に乗る感じが全くしないw 完全に伊東線のときの逆バージョンだわ。
9:29発の長野行きに乗車し、いざ行かん信濃路へ。

軽井沢を出てからの第一印象。この一帯、随分と緑が濃いです。
「山」ではないことによる(というか、自分たちも同じ高さにいる)高原地帯特有のものなんでしょうね。人の住んでいない部分は本当に原生感(?)が色濃く残っていました。

向こうから対向列車が走ってきましたよ。あちらがしなの鉄道のオリジナルカラーですね。
北しなの線でもあの色が見られることになるんでしょうか。
途中の小諸で10分弱停車した後、再び発車。
しなの鉄道線では、小諸が一つの需要の境になっているようです。軽井沢からここまでえらく本数が少なく感じたのはこのせいみたいでした。

小諸を出てちょっと先のこの辺りの車窓が、今回の乗車区間の中でも個人的にベストショット。
緩やかな傾斜の中に人々の生活が息づく、優雅で穏やかな街並みがありました。夏に来たからなおさらそんな雰囲気が味わえたのかな。

ラッシュもとうに終わり、車内は終始落ち着いています。
観光客がもっと乗ってくるかなぁと思っていたのですが、のんびりしていました。

10:22、定刻で上田に到着しました。しなの鉄道はここまでで下車します。
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