日本一高いビル、あべのハルカスでございます!今のところ国内で300mの大台に乗っているビルはこれだけですね。
一応大阪阿部野橋駅の駅ビルという形になるのかな?いくつかのブロックが折り重なったようなフォルムが独創性に満ちていてかっこいいです。
14時を回ってからようやく18きっぷにスタンプを押す大胆な行動に出て、天王寺駅からJRの旅を再開します。
元が取れることは確認してあるので大丈夫大丈夫。


天王寺駅の阪和線ホームは、JRでは比較的珍しい頭端式ホームを構えています。
戦前の私鉄時代から基本構造が変わっておらず、自然採光できる重厚な屋根の構造が、まるでヨーロッパのターミナル駅のような非常に美しい雰囲気を演出してくれています。

14:19発の区間快速 日根野行きに乗ります。
それにしても、大阪と堺を結ぶ路線、一体何本あるんだ…って感じですね。

区間快速といえどもサクサク駅を飛ばし、鳳に14:33着。

ひょろっと1駅だけ延びている阪和線の支線、通称「羽衣線」に乗り換えます。2分乗り換えが意外とシビア。
そして久しぶりの103系乗車でちょっとテンションが上がります。車内はすっかりリニューアルされて古さは一切感じませんが…。

高架に駆け上がり、車窓は堺・高石の街を見渡せるようになります。
そしてわずか3分で、どん詰まりの東羽衣に到着です。


率直に言って、あまりにも謎めいた路線だったので、建設経緯を調べました。
どうやら戦前、この先に浜寺海水浴場というのがあって、そこへのアクセスを目的として建設されたようです。てっきり貨物ルーツかと思ったら、意外にも観光路線でした。
今は海岸線の先の埋め立てが進んで運河と化してしまいましたが、沿線の発展に伴って羽衣線は通勤路線に性格を変え、今も健在というわけですね。
ちなみに終電は東羽衣0:05発ですが、実は大阪電車特定区間に含まれているため、この終電には18きっぷの前日のスタンプで乗ることができます。
すぐに折り返して鳳に戻りました。

14:57発、関空・紀州路快速 関西空港・和歌山行きです。関西に来る度に225系に乗る機会が増えてきました。

両列車は阪和線と関西空港線が分岐する日根野で切り離され、前4両が関西空港行き、後ろ4両が和歌山行きとなります。
空港に行く列車が4両なのはちょっと心もとないのでは?とも思ってしまいますが、少なくとも私が乗っていた列車で見れば、立ち客だらけということもありませんでした。割と適正な輸送力なのかもしれません。特急も走ってるしね。

日根野を出ると阪和線を高架でまたぎ、進路が90度以上変わります。

りんくうタウンで南海空港線と合流。方向別ホームとなっており、JRと南海を隔てる改札はありません。
ここで対面乗り換えをするメリットは皆無なんですが、りんくうタウンから乗る利用者が、先に来た電車で関西空港へスムーズに行けるメリットがあると思われます。
大学入りたてのとき、ある講義で「地元の問題をネタにレポートの練習をする」という課題が出まして。
「蒲田飛ばし」を切り口に蒲田の魅力の薄さを問題点とし、羽田空港を活かした成長戦略にあたって、りんくうタウンを参考にして云々、的なレポートを書きました。ウケは普通でした(
ここからJRと南海は同じ線路を走ります。そして車窓的には2日目最大の山場を迎えます。

関空連絡橋通過!
海を渡る距離が結構長く、爽快感抜群。

15:29、終点の関西空港に到着です。

飛行機に乗るのが目的ではなくても、空港駅に降り立って空港へ向かうときというのは自然とわくわくするものです。
りんくうタウンと違い、関西空港ではJRと南海のテリトリーが完全に分離されています。
改札がシンメトリーに整然と並ぶ姿がなかなかいいですね。
不慣れな利用者にとっては、特急「はるか」が大阪駅を経由しないのが若干トラップかもしれませんが、これも近い将来北梅田駅が開業すれば解決します。今度は駅名の問題が浮上しますが(

第1ターミナルにはTSUTAYAまでありますよ。最近は空港で揃わないものを思い浮かべるほうが難しいですね。
このほか、バスを利用して向かう第2ターミナルがあり、さらに近年のLCCのヒットを受けて第3ターミナルの建設が現在進行中でございます。
今後の乗りつぶしで西日本を攻略するときは、関空IN・OUTも積極的に取り入れていきたいなぁと考えていたり。
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