
紀伊田辺7:55発の新宮行きです。これに乗って、一気に新宮まで駆け抜けましょう。
それにしても、きのくに線がここまで本数が少ないとは、今回下調べをするまでつゆ知らずでした。
今回乗車した紀伊田辺7:55の後は、9:59の「くろしお」1号を挟んで、次の普通列車は10:44までありません。こんな調子では、18きっぷで気ままに途中下車しながら抜けていくのはとても無理ですね…。
和歌山(あるいは御坊)からの普通列車がせめて白浜まで行ってくれれば…と思わずにはいられません。
なお、こちらの105系なんですが、座席はオールロングシートです。車窓が売りの路線にしてはなかなか珍しい形態です(
トイレがついているだけ、まぁよし。
白浜を過ぎ、周参見を出たあたりからが、きのくに線と切っても切れない絶景区間になります。

どーん!
岩礁のメリハリ、そして白波とのコントラストが非常に美しいです。

そして9:24、本州最南端の駅・串本に到着しました。
本州最南端の地として知られる潮岬へは、駅からさらにバスに乗り換えて20分ほどかかります。


対向の「くろしお」14号 新大阪行きは381系でした!
振り子式車両として高速化に貢献してきましたが、北陸新幹線絡みで玉突き的に「しらさぎ」運用から離脱した683系2000番台改め289系によって置き換えられることになり、この旅の後、10月30日をもって「くろしお」の運用から撤退しました。

きのくに線区間でひときわ目を引いたのが、串本を出てすぐ見える奇妙な岩々。
「橋杭岩」という名前がついていて、弘法大師にまつわる伝説が残されているそうな。

さぁ、いよいよクライマックスです。
荒々しい海岸線の続いた車窓から、しばしなだらかな海岸線を奥のほうまで見通すことができる素晴らしい区間です。
天気が徐々に落ち着きを見せてきてくれたこともあって、この風景をより深く印象に残すことができました。

10:40、定刻で新宮に着きました。
いやぁ、3時間弱ロングシートはちょっとしんどかった。
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