ゆっくり羽を伸ばすため、成人式のバタバタ帰省から機会を改めて、再び九州に帰ってきました。
3月27日、前日に1泊した祖父母の家を出発し、18きっぷを使って鹿児島本線を南下。
今回は朝もかなりゆっくりとした出発で済むことに、いささかホッとしていました(

9:51に熊本に到着。
隣の西熊本駅は、この前日に開業したばかりの超新駅ですw


昨年(2015年)のμ'sファンミ後の旅でも簡単に紹介したように、熊本駅は現在高架化の過渡期にあります。
そのため、白川口から高架ホームへ向かうには、地上ホームの跡地を地下通路でくぐり抜け、新幹線口側へ回る必要があります。

地上の2番のりばから、高架ホームが見えました。

相変わらずJR九州は木大好きですねw
熊本市は「森の都」で通っているので、そうした一面も感じられるような設計という意味もあるのかなと思います。



今やくまモンのいない熊本など考えられないくらいですね。そこかしこにいますw

いろいろな所へ旅をしていると、この見慣れた駅舎は意外にオリジナリティが強かったんだなぁということを感じます。
似たような駅舎がありそうでない感じ。


熊本の玄関口としておなじみだったこの白い駅舎は、まもなく取り壊されることが既に決まっています。
新駅舎はかの安藤忠雄氏監修のもと、熊本城の武者返しをイメージした、まさに現駅舎と対照になるブラックに生まれ変わるみたいです。
この部分とは別に、この白川口側に駅ビルの建設も予定されていて、今年に入って立体庭園などの具体的なイメージが報道されました。

おそらくJR九州ホテル(写真のダイソーの左)を一旦取り壊して、そこに建てていくものと思われます。

熊本市電の最新編成「COCORO」。全面ダークブラウンの塗装がおしゃれです。
熊本駅は立地の問題で、都市規模に比して駅前がかなり寂しいとよく言われていました。
今は新幹線も開業し、高架化の完成図が見えてきて、熊本駅周辺に少しずつ活気が出てきています。
再開発のパワーがどれほどのものか、完成が今から楽しみです。


相変わらずしゃもじの存在感がすごいですw 新駅舎にはもう少し馴染むんでしょうかね。
福岡から東京に越してきて今年で6年になりますが、熊本には親戚も多くいて、それこそ鶴屋や上通・下通のアーケードにも、大人たちに手を引かれて度々遊びに来たものです。福岡以外では縁も思い入れも一番深い街です。
今回の旅のときは、「熊本駅のあたりでじっくり待つことって意外とないから、駅舎が建て替わる前にゆっくり見ておこう」という程度の気持ちで、カメラを構えていました。
この2週間後に発生したのが熊本地震でした。
暴力的な揺れが街頭カメラを振り動かし、ライトアップされていた熊本城の天守が土煙を上げる映像が、今も片時も頭から離れずにいます。
自分を育ててくれた九州の地に、経験したことのないほど止めどなく続く緊急地震速報。
いったい何が起こっているのか、テレビやネットの映像でしか知ることのできないもどかしさ。
それだけでは、現地の状況が良くなっているのか悪くなっているのか、自分の目で見ないことには感じられないことがあるのも、東日本大震災の被災地に出かけて痛いほど感じたのです。
こんなに心が痛いことがあるだろうかと、本当に辛くてたまらなくなります。
今度の夏休み、何としても九州に帰ろうと思っています。
せっかくこのブログに来てくださった方にも、こんなときだからこそ、ぜひ九州に出かけていただいて、感じてほしい。
俺たちの強い九州を、ぜひとも楽しんでほしい。心から思うのです。
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