
無理やりにでも18きっぷを使うため、橋本まで出てから京王相模原線に乗り換え、京王多摩センターまで乗車。
実を言うと、この時点で時刻は既に14時を回るところでした。
午前中は確かバイト関係の用事があったんで、出発が異様に遅い事態になってました。

奥には小田急多摩センター駅が見えています。
ぴったり同じ場所にあるのに、両社の駅名に社名がついて区別されているのは、どちらも多摩ニュータウンから新宿へ向かうという、真正面から競合するニーズが大きい新線だったため、乗客に路線の違いをしっかり伝える目的、あるいはPR効果を期待したということがよく言われています。
あとは阪急の乗車券に表示される“梅☒”の例と似たような意図で、特に自動改札の導入前、利用者が正しい路線を選択しているか、券面を見て瞬時に把握するためだったという話も聞きますね。
駅の外に出ると、満開の桜が街を彩っていて、かなり見ごたえがありました。


我ながらそれらしい絵が撮れたんじゃないでしょうかw
その昔、「とある」シリーズの聖地巡礼目的で多摩センターに来たことがあり、そのときも桜シーズンだったのを思い出しました。
何かと多摩センターの桜には縁があるようです。


多摩センターからは20分弱かけてダラダラと坂を登り、唐木田駅まで歩いてきました。

小田急多摩線の終着駅ですね。
相模原方面への延伸計画が最近具体化しようとしているみたいです。

予想以上に強烈な違和感 pic.twitter.com/qlEcT3WZJJ
— うるっち@シャイ煮はじめました (@UltraGreenCar) 2016年4月3日
保安装置の兼ね合いから、JR常磐線と小田急線の両方に乗り入れるのは長らく東京メトロの車両に限られていましたが、2016年3月26日のダイヤ改正で、ついにJR車の小田急乗り入れ、そして小田急車のJR乗り入れが実現しました。

特にJRから定期列車の急行が全廃された矢先、「急行」の表示が他社線内とは言えJRの車両で毎日見られるようになったことでも話題になりましたね。
また、直通運用の種別の主役は長らく「多摩急行」だったのですが、これも今回の改正で急行が中心になるダイヤに変わりました。
一番大きな違いは向ヶ丘遊園への停車ですかね。
まだ違和感ありありのE233系急行 我孫子行きに乗車し、多摩ニュータウンを突っ切ってきました。

小田原線との分岐点は非常にダイナミックです。この高低差はかなり迫力があります。

小田原線に乗り換えるため、新百合ヶ丘で下車。
快速急行 小田原行きに乗り、残った相模大野以西を一気に乗りつぶしてしまいます。
小田急線と桜を結びつける存在と言えば、もちろんいきものがかりですよね。
メジャーデビュー曲「SAKURA」における桜は、特に座間から海老名・厚木の街にかけて、小田急線の車窓から見られる数々の桜並木を描写したものと言われています。
せっかくシーズンど真ん中の乗り鉄ということで、そうした車窓から見える桜並木をいろいろ撮ってみました。
相武台前-座間で左手に見えた桜並木は圧巻でした。
これだけ線路のすぐ脇に植えられていると、この区間はシーズン中さぞ撮りがいがあるでしょうね。

そして「SAKURA」の曲中で印象深い、本厚木手前の相模大橋です。
電車からは少し遠いですが、相模大橋とその奥のあゆみ橋の向こうにも桜並木が続いていて、近くで見たらあれも綺麗だろうなぁとしみじみ。
伊勢原で「はこね」35号を待避。
無料種別最上位の快速急行と言えど、本厚木-新松田の区間では各駅停車の代替であり、こうやって特急に抜かれる光景も見られるわけです。
それにしてもMSEはスマートでかっこいいですね。

しばらくローカルな車窓が楽しめます。新宿から乗ると、途中あの立派な複々線を経てきたのが嘘のように感じられると思います。

JR御殿場線との連絡線を確認。見切れる313(

16:28、終点の小田原に到着しました。これでようやく、小田急も全線完乗です。

小田原城に寄ると、ここでも桜を満喫することができました。
花粉症の辛さを少しだけ忘れ、春の訪れを楽しめた小旅行になりました。

帰りに国府津海岸に立ち寄り、しばしたそがれてから帰路につきました。分かる人だけ察してください(
4月3日は“あの日”の2日後で、同じことを考えて来ていたであろう人が20人ぐらいいました。そうか、あれからまだ半年経ってないんだなぁ…。
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