
「そんな旅もあったな」ぐらいの記憶で書いていきます。すごくふんわりした記事になると思います。
例によって朝一の飛行機で福岡に帰省し、旧宅で荷物を下ろしてから、完全ノープラン旅に繰り出しました。

鹿児島本線を北上し、降り立ったのは黒崎。
福岡に住んでいた頃も用があったはずはなく、初めて降りました。


北九州市は(少なくとも地理的には)今でも巨大都市です。
発足から既に50年を超えているにも関わらず、現在でも区ごとに全く別の街として存在するかのような、いくつもの中核を持っている印象を受けます。
この時点で11時を回っていました。早速やることをやります。
今回乗りつぶすのは筑豊電気鉄道、通称「ちくてつ」です。


ターミナルの黒崎駅前駅は、黒崎バスセンターに併設される形になっています。市内各地や北九州空港へのアクセスも可能です。
筑豊電鉄は西鉄の100%子会社ということもあって、この辺りは機能的に作られています。上り下りする階段を間違えなければ。
元来福岡市でも北九州市でも、幅を利かせていた路面電車は市営ではなく、西鉄が営業していたんですね。
現在地下鉄を走らせている公営事業者の中で、福岡市交通局だけは唯一路面電車の運営経験がありません。
福岡市と西鉄の深い深い確執…的な話は結構面白いのですが、あえて私が取り上げることもないので割愛。
ちなみに西鉄北九州線と共用していた熊西までの線路設備は、実に2015年に至るまで西鉄が保有していたそうです。
他にも、2015年に5000形がデビューするまで、吊り掛け車しか走っていなかったことで知られていたり、2016年3月までは全列車ツーマン運転であったりと、昭和な雰囲気を大変色濃く残した会社だったのですが、現在はICカードにもしっかり対応するなど、徐々に近代化が進んでいます。

最大勢力の3000形。いい感じに“ちょっと前のモダン”感が出ています。
この通り路面電車の格好をしてはいますが、現在は法規上は鉄道事業法に準じる鉄道線です。江ノ電と同じ。
途中の筑豊中間(「なかま」。
吊り掛け音、あんまり聴こえなくてごめんなさい。

次にやってきた筑豊直方行きは、最新鋭の5000形です。
これはちゃんとしたモダン(?)

発足60周年を記念したヘッドマークが掲示されていました。
ちくてつでは今でも、西鉄の旧社章をベースにした社章が使われているんですね。西鉄2000形のさよなら運転で前面に復活する前に東京に越してしまったので、胸張って「懐かしい」とは言えないんですが(
黒崎駅前から終点の筑豊直方までは、約35分のショートトリップです。
結構混んでいたため、車窓の写真がありません。ごめんなさい。


12:31、終点の筑豊直方に到着しました。
そう言えば「のおがた」も知らないと正確に読めないですよね。


どん詰まりの高架。福岡市内までどんなルートでつなげるつもりだったのでしょうか…。
昼食にもちょうどいい時間なので、ここでピットインといきます。
駅とは逆方向ですが、急ぎの旅ではないのでぶらぶら歩きます。
これで490円とか文句なしの優勝でしょ👏 pic.twitter.com/pCjYsbiO7K
— うるっちおにいさん(とうきょう) (@UltraGreenCar) 2016年8月3日
若い店員さんがたくさんいて、活気のあるお店でした。
ラーメンは大盛でも490円、九州クオリティ万歳。ごちそうさまでした。
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