まずは根室本線の続きから行きます。
この先の末端部には、特急の運行はありません。普通列車でまったりと乗りつぶし。
末端部と言いながらしれっと135kmもあるのが、北の大地の恐ろしいところ(
運行系統が分かれる目印を兼ねて、ここから先には「花咲線」という愛称がついています。
単なるイメージ戦略のネーミングではなく、れっきとした沿線の地名由来ではあるんですが、肝心の花咲駅は2016年に廃止されてしまいました…。


日本最東端の自動改札を通り、列車が待つホームに向かうと、なんとルパン三世にジャックされた編成が待っていました。予備知識なしで行ったものでかなりびっくりしました。
モンキー・パンチ先生が沿線の浜中町出身であることにちなみ、ルパン三世を起用した町おこしが行われているみたいです。






この編成の座席はリクライニング可能なクロスシートという豪華仕様。ただし椅子自体の向きは変えられず、前向きと後ろ向きを半分ずつ配置している、少し珍しいタイプです。
特急がなくても居住性は快適そのものですね。
8:18、定刻で釧路を発車しました。
根室本線がぴったりと海沿いを通るような区間は、前日乗ってきた釧路までで一度終わります。
単に運転系統が分かれているだけでなく、路線の特徴も釧路を境に大きく変わっています。
最初のポイントはここでしょう。釧路を出て50分ほどで右手に見えてくる、広大な厚岸湾!
正確には、厚岸湾の東側には、厚岸湖という汽水湖ができていて、両者をあわせてひょうたん型の水域ができています。
ハクチョウでしょうか、水鳥がたくさん見られました。
関東より南にしか住んだことのない私としては、こんなに質の良さそうな雪は見たことがありません。
ほとんど踏み固められていないというのも、この美しさのポイントでしょうね。
福岡も地域次第で意外と雪が降るんですが、やはりパウダースノーには程遠かったので、こんなところにも感動。
そして断崖のむき出しになった海岸線…。
なんというか、「すごいところに来てしまった…」と語彙力を失うばかりでした(
すごいところに来てしまった pic.twitter.com/CE70xzrNZH
— うるっち (@UltraGreenCar) 2017年12月6日
↑語彙力を失っている最中のツイート。
1駅手前の東根室駅のほうがさらに東にありますが、「終着駅」としてはここが東の最果て。
ここより東に向かう線路は、日本にはもうありません。(戻る方向が東向きというのは置いといて)
JRに限れば、西は2016年に到達済み。南と北はいつになるやら。
この後の行程の都合上、どうしても11:00発の折り返しに乗らないといけないので、根室滞在時間はわずか12分。
何ができるかって、記念きっぷ買うぐらいですね(?)
ということで、根室駅と東根室駅の硬券入場券を買ってみました。もっとも東根室駅は構造上「入場」もなにもないので、事実上は観光客向けのアイテム。


折り返しは快速「はなさき」運用で、厚岸から釧路までの46.6kmをノンストップで駆け抜ける化け物快速(
いま俺が日本最東端の高海千歌かもしれない(?) pic.twitter.com/unriHlnjwX
— うるっち (@UltraGreenCar) 2017年12月6日
ということで、根室駅と東根室駅の硬券入場券を買ってみました。もっとも東根室駅は構造上「入場」もなにもないので、事実上は観光客向けのアイテム。


折り返しは快速「はなさき」運用で、厚岸から釧路までの46.6kmをノンストップで駆け抜ける化け物快速(
往路とは反対側に座り、動画を録ってみました。
線路沿いの電線も視界から消え、人工物がほぼ全く視界にない体験。北海道ならではで、かなり感動します。
13:18、釧路に戻ってきました。これだけで半日仕事。末端とはいかに(n回目)。
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