新花塩駅北口ぶらりお散歩案内所!

鉄道乗りつぶしや聖地巡礼(アニメ舞台探訪)をライトに楽しむ、うるっちのブログです。

ようやくJRの出番です。ここからはいつものように18きっぷを使い始めます。

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三ノ宮11:52発の新快速 姫路行きに乗って、終点の姫路へと向かいます。

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度々乗っている区間なので、取り立てて見せるべき写真もないですが、明石海峡大橋の風格は何度見ても薄れることがありません。

12:32、あっという間に姫路に着き、例によって駅そばをいただきます。

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「姫路に行ったら駅そばを食べろ」みたいなお約束が18きっぱーの間にはあるんですが、何がそんなに有名なのかというと、そもそも麺が中華麺なんですね。
さりとてそれが奇抜というわけではなく、昔から変わらないアイデンティティが、また長く親しまれている理由なんだろうと思います。

東京からの始発組は、この時間にはまだここまで着けないので、それらしい旅人はあまり多くありません。
逆に「ムーンライトながら」勢は9時台にはこの辺りを過ぎ去ってしまうので、18きっぷシーズンでもこの時間帯は比較的落ち着いています。

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13:05発の普通 播州赤穂行きで相生へ向かいます。新快速の赤穂線直通はすっかり少なくなりました。

急ぎでないときにはよく赤穂線を回って混雑を回避しますが、今回はさほど混んでもいないので、相生で乗り換えて引き続き山陽本線を西へ進むことにしました。


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14:38、岡山に到着です。


ここからはブログでの紹介どころか、生まれてから完全に初めて行く方向へ進むので、ちょっとじっくり書いていきます。

岡山駅のハブ性というのは意外にすごくて、数え方にもよりますが、事実上はJRの在来線だけで8方面もの方向に向かうことができるようになっています。
新幹線に乗っていても、岡山に着くときの車掌さんの乗り換え放送は群を抜いて旅情をかき立てられる気がします。山方面海方面なんでもござれですからね。

今回はその中でも、南に向かう2つのルートを乗りつぶしていきます。

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瀬戸大橋線の看板列車、快速「マリンライナー」です。
JR西日本とJR四国がそれぞれ保有している車両が使われていて、基本的にはJR西日本の223系ベースなんですが、1両だけ明らかに特殊構造をした車両をつないでいます。詳細は次回で。

恐ろしいほどに同じ写真が7年前の記事に載っていて不気味です(


乗って驚いたのが、乗車率が異常に高いことです。
何事もない平日真昼の時間なのに、関西エリアの新快速と同程度か、それ以上に混んでいて、立ち客がたくさんいます。あと2両つないでやっと昼間らしい落ち着きになるんじゃないかという感覚。

車窓の写真どころではないですが、山がちな部分の多い山陽本線とはやはり少し雰囲気が違って、これから海の方に向かっていくことを何となく予感させてくれました。

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茶屋町で一旦下車します。ここはまだ本州です。

予想外の混みっぷりに呆気にとられてしまい、茶屋町駅に着くなり、みどりの窓口でこの後乗るつもりの「マリンライナー」の指定席を取りました( 実際に乗るのは次回。


ここで1回寄り道します。
ここ茶屋町から、路線は2方向に分岐します。

今から乗るのは、本州を出ずに行き止まりになる宇野線です(岡山からここまでも宇野線)。現在はほぼ必ず「宇野みなと線」という愛称で呼ばれています。
元々あったのは岡山からこちらのルートですが、現在は後からできた瀬戸大橋線と存在感が逆転しています。

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15:11発の宇野行きに乗ります。


この辺りは明らかに干拓で生み出された土地ですね。
航空写真に切り替えると、児島はかつて本当に島だったことがはっきり分かります。
岡山から宇野を目指して作られたはずの宇野線がやけに大回りしていて、むしろ瀬戸大橋線のほうが昔からあったようなコース取りに見えるのは、敷設当時はこの土地がまだ海だったからだと知れば納得です。

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15:35、終点の宇野に到着しました。

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どこかのんびりした雰囲気です。

今の姿としては、あまり大きな駅ではありませんが、元々この宇野駅は、本州と四国を結ぶ連絡船に乗り換えるための駅として、非常に重要な地位にありました。
一時期は客車ごと船に乗せて、四国に上陸したらまた走り出すということもやっていた列車があったそうです。

寝台特急「瀬戸」を筆頭に、東京からここまで直通で来れる列車があったりもしました。今となってはなかなかピンと来ませんが。
連絡船に接続していた当時は、今よりももう少し港のギリギリにホームがあったようです。

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そんなわけで、四国への玄関口としての機能はほとんどなくなったものの、あくまでJR系列の船がないという話で、今でもここから船で高松に渡ることはできます。四国急行フェリーによる航路が1日5便ほどあります。
ちょうど15:45発の便が停泊しているのが見えました。

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では、宇野線は今では物好きばっかり乗りに来る盲腸線なのかというと、そんなことはなさそうです。

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茶屋町での写真にも写っていたんですが、ゴミ箱が何と言うかアーティスティックで目立っています。

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宇野の駅舎にも、いかにも現代的なラインが入っておしゃれになっております。

宇野の目と鼻の先に浮かぶ直島が、アートによる町おこしをしていることにちなみ、そのアクセスルートとなる宇野線も、最近アートをテーマに彩られることになったんだそうです。

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2016年から観光列車「La Malle de Boisラ・マル・ド・ボァ」(フランス語“木の旅行鞄”)も運行されていて、また注目を集めている路線でもあるようです。
213系を改造して全車グリーン車扱いという、結構大胆に生まれ変わった列車だったりします。

せっかく海辺に来ても、相変わらず雨ばっかりでなんだかなぁと(
気を取り直して、次回はいよいよ四国上陸でございます。
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