新花塩駅北口ぶらりお散歩案内所!

鉄道乗りつぶしや聖地巡礼(アニメ舞台探訪)をライトに楽しむ、うるっちのブログです。

宇野から茶屋町に戻ってきました。相変わらずの雨です。


岡山からの特急「しおかぜ」19号 松山行きが通過していきました。
前側はスマートな流線形ですが、後ろ側はスパッと切り落とされたような貫通型で、前後で全く違う顔をしているのが面白いです。
高松からの「いしづち」を宇多津で後ろに連結できるよう、このような構造になっているようです。

resize1750_20190228171104739.jpg

resize1751_2019022817110612d.jpg
茶屋町16:57発、快速「マリンライナー」47号 高松行きに乗り、いよいよ四国へと渡ります。
先ほど宇野線に乗る前に確保しておいた指定席券を行使し、高松側の先頭車両に乗ります。車両はJR四国の5000系です。

JR四国はJRグループで唯一、在来線車両の形式を「~00系」にしているんですね。
「クハ」とか「モハ」の記号さえも撤廃し、車両番号だけで区別するようになっていて、JR他社が今でも引き継いでいる国鉄式の形式名とは全く違う命名法になっています。
ほかにも「○○本線」をすべて「本」のつかない路線名に改称するなど、独自の方向性を持つ面白い会社だったりします。

resize1749_20190228171103d97.jpg
説明のため、先ほど反対側のホームに来ていた岡山行きの「マリンライナー」46号の写真を載せておきます。

resize1747_20190228171100088.jpg
実はこの車両、JR東日本のE217系のグリーン車と基本構造はほとんど同じだそうです。どうりで雰囲気に覚えがあるわけです。

E217系と何が違うかというと、見ての通り運転台がくっついている点が一つ。
乗客目線で言うと、この5000系では2階(およびパノラマ席)がグリーン車指定席であるのに対し、1階は普通車指定席として提供されている点です。
グリーン車のほうは普通車よりシートピッチが3cm広いそうです。

ですので運賃にプラスする料金は、2階に乗るなら980円(岡山-高松など51km以上の場合)、1階に乗るなら520円(全区間均一)と、金額が分かれます。

ただし、1点注意があって、青春18きっぷはグリーン車指定席に対しては一切無効となるため、18きっぷでは「マリンライナー」の2階席・パノラマ席に乗ることはできません。どうしても乗りたい場合は、グリーン券だけでなく、同じ区間の乗車券も買わないといけません。
1階は普通車指定席なので、こっちは「18きっぷ+指定席券」で乗ることができます。それ以外の平屋の車両は普通車自由席なので、何も考えず18きっぷで乗って問題ありません。

グリーン車自由席には首都圏で気軽に乗れる分、定期列車だと全国でも「マリンライナー」ぐらいにしかないグリーン車指定席の扱いは、ちょっと忘れかけてしまいかねないルールだったりするので、18きっぷ利用の際はご注意を。


resize1752_2019022817125765b.jpg
本州側最後の駅である児島を境に、JR西日本からJR四国の管轄に変わります。

しかし1階って目線が低いんですね…。首都圏のグリーン車では基本的に2階を選ぶ分、1階はここまで低いのかとシンプルに驚いてしまいました。
駅に止まっている間は身体がほとんどホームの下に潜るようなイメージで、車窓は思った以上に見えません( 特に本州側の高架区間。
瀬戸大橋線ってやっぱり橋を渡る車窓がかなり大きなセールスポイントなので、ここまで目線が違うとグレードそのものが分かれるのもうなずけるかなぁという感じです。

ただ前の記事でも書いた通り、岡山-高松の海を渡る需要はかなり大きいらしく、30分に1本もの高頻度で走っているにも関わらず、自由席は非常に混み合います。
1時間はかからないとは言え、それなりの移動ではあるので、たとえ1階席だとしても指定席を押さえる価値は十分に大きいと感じました。


瀬戸中央自動車道が合流してきたら、いよいよ瀬戸大橋で海越えです!



あーーーーー天気が悪い!!でも景色はよい!!


鉄道で海を地上から渡る体験って、どこででもできるものではなく、しかもこれだけの距離を元気よく渡っていくというのはテンションが上がりますね。
いくつかの橋の総称としての瀬戸大橋は総延長13.1kmで、鉄道と道路が一緒になった橋としては世界最長を誇っているそうです。

ちなみに瀬戸大橋線が通っている橋の下段は幅が余っていますが、一応新幹線を通すことを念頭に置いていたそうです。


四国に入って最初の停車駅となる坂出までは、児島からわずか15分で着いてしまいます。
船に乗り換える時間も海を渡る時間もカットした瀬戸大橋線が、開通当時いかに革命的な存在だったかが容易にうかがえますね。


一応乗りつぶし的にめんどくさい話もしておきます。
四国に入るところで進路は三角形(デルタ線)になっていて、3辺いずれも普通に列車が走っている線路です。この手の線ってどれか1本が全然使われてないとか、ありがちじゃないですか。

「マリンライナー」は高松に向かうので、「↑→」の部分を通ります。宇多津には停車しないというか、見かけ上経由せず、坂出に直行するルートです。
ところが、本四備讃線(瀬戸大橋線のこの部分の正式名称)の四国側の終点は坂出ではなく宇多津になっていて、このデルタ線部分も宇多津駅の一部という扱いです。
よって、運賃やら何やらは「マリンライナー」も宇多津駅を通っているものとして扱われるので、それにならって乗りつぶし記録上も宇多津経由とみなして記録しています。

resize1754_2019022817130122f.jpg
17:37、高松に到着しました。
22歳にして初めて四国の地を踏むことができました!

resize1755_201902281713029c8.jpg

resize1756_20190228171304485.jpg

resize1757_2019022817155691e.jpg
JR四国のネットワークの中心で、四国の長距離列車は基本的に岡山か高松のどちらかを目指して走る形になっています。
9番のりばまである頭端式ホームで、どの行先に向かう列車も同じ方向に発車していきます。本来の意味通りの「ターミナル駅」の風格を持っていますね。

resize1758_20190228171557233.jpg

resize1759_20190228171559419.jpg
そんな一大ターミナルですが、駅舎はなんとも可愛らしい雰囲気を醸し出しています。

resize1760_201902281716003d0.jpg
どうも四国の大きさについてはなぜか小さく見積もってしまいがちです。
「松山 159km」やら「高知 142km」という標識を見ると、四国は普通にでかいということを思い知らされます。
まぁ冷静に考えたら“あの”中国地方に並んで横たわっている島ですから、そらでかいわ。

resize1761_201902281716028cb.jpg
まずは夕食を食べに行こうということで、兵庫町のアーケードに来ました。大阪まで1,900円!?安すぎる。


「ことでん」こと高松琴平電気鉄道がアーケードの間を横切っていく、なんとも風情ある光景が見られました。
ことでんについては後の記事で改めて触れます。

四国にいる間、うどんは意識せずとも食べまくることになるはずですから、何か他のチョイスはないかと調べ、うどん屋さんではないお店に入店。

resize1748_20190228171102000.jpg
片原町のアーケードの中にある欽山製麺所で、鶏そばをオーダーしてみました。

少しちぢれた麺とスープの相性がなかなか良いです。
福岡出身としては鶏の味わいも親しみ深く、ツルッと食べちゃいました。ごちそうさまです!


高松駅に激近のホテルにチェックインし、初日は終了です。
2日目も比較的まったりと旅をしていきます。
関連記事

コメント


コメントを書く


トラックバック