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— うるっち (@UltraGreenCar) 2018年5月12日
都営まるごときっぷを駆使して、日暮里・舎人ライナーの西新井大師西駅にやって来ました。
西新井大師西駅は「西すぎる駅」として有名(?)ですが、西新井大師西駅は西新井大師の西にある駅なので、西新井大師西駅から西新井大師に行くには西新井大師西駅西口ではなく西新井大師西駅東口に出ることになります。
西新井大師の知名度頼みの駅名という感じで、結構遠かったです。実は西新井駅から東武大師線を使わずに直接歩くのとほぼ変わらないという説さえあります。都心側から西新井大師に行く場合は、基本的には東武経由がいいでしょう。

2018年の旅日記、寺社仏閣の登場頻度が異様に多いなぁということを今感じています(
何度か取り上げたように、近代以降の参詣文化は鉄道に支えられてきた面も大きいということを、私が旅によって証明している的なことにしといてください。

では今回の本題です。
東武大師線の大師前駅にやって来ました。こちらは正しく「前」にあるちゃんとした最寄り駅です。
もう言ってしまうと、実は今回の旅は東武大師線のネタだけで終わってしまうのですが、それでもどうしても旅の記録にまとめておきたかった路線なのであります。

かなり大きな駅で、3階建てというローカル支線らしからぬ立派な駅舎を構えています。

なのに、この駅にはなんと改札がありません。
駅員さんが立てる改札らしいパーツはあるものの、どう見ても改札の機能を全く果たしていないフリーパス状態。
きっぷさえ買いたくても買えない、ICカードもタッチしたくてもできないため、何の手続きもせずに列車に乗ることになります。
「おいおい大丈夫なのか?」と心配になってしまいますが、これで大丈夫です。仕組みは後述。


明らかに2線分想定されていた、幅10mはあろうかというだだっ広いホームです。そんなホームに入ってくる電車は2両だけ。個人的には結構萌えるタイプの駅です。

今さらですが「西新井」とは、先ほどの西新井大師(總持寺)の本堂から見て西側の井戸を由来とする地名と言われているそうです。
つまり、地名としての「西新井」に対して「新井」とか「東新井」というような土地があるわけではありません。
駅名の英語表記が「Nishi-Arai」ではなく「Nishiarai」と一続きになっているのは、「西新井」で一まとまりの名称なんだよという証拠だと思われます。
単線でじわじわと右にカーブしながら、地上に降りて環七をくぐり、すぐに西新井に到着。本当にそれだけです。走破にかかる時間は2分を切っていたはずです。


跨線橋に上がると、他の路線との間に中間改札がありました。大師前発専用の券売機もここに備え付けられています。
JR西日本の和田岬線などと全く同じシステムですね。
東武大師線の列車は全てその1駅間だけを走り、西新井からこれ以上どこかに乗り入れるということが一切ありません。
ということは、この改札を通る人は全員大師前から来た人だし、なおかつ大師前から来た人は全員この改札を通ります。これ知ってる!必要十分条件とかいうやつだ!(文系並感)
要するに、この改札が大師前に置いてあるか、それとも西新井のここに置いてあるかは、改札の手続きを大師線に乗る前に済ませるか、乗った後に済ませるかというタイミングの違いでしかなく、意味合いとしては全く同じになります。
であれば、西新井駅の構内に大師前駅用の設備を置いてしまえば、大師前駅をスパッと無人駅にでき、設備のメンテのために駅員さんが大師前駅に出向く必要もなくなるという、運用上とても合理的な作戦というわけですね。
逆に西新井から大師前に行くときは、この改札できっぷが回収されてしまうため、「きっぷが改札から出てこない!」と焦ってしまうかもしれませんが、それで何の問題もないというわけです。
駅舎のない見るからに簡易的な和田岬駅に比べて、あれだけ立派な駅舎を構えているのに無人駅というギャップが強烈な駅というわけで、これだけのために記事に書き留めてみました。
あとこれは個人的な事情なんですが、東武大師線の乗車をもって、東京都内の全ての鉄道路線をようやくコンプリートしたという節目になったのでした。時間かかったなぁ(
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