22日のプリキュアは移動中だったため観れず。そして29日のプリキュアはオリンピックにより休みらしい。
では30日の帰京後に22日の分を観れば、8月5日の放送までのブランクが相殺される!よっしゃきた!これで勝つる!
と、思うでしょ?ところが8月5日は旅行中なんですよ。以下略。
前置きその②。昨日更新する予定だったのですが、パソコンが「operating system not found」を表示したため更新不能に陥ってしまってorz
で、復旧作業を行ったもののうまくいかず…と思いきや、今日起きてきたら親が「普通に使えてるよ~」とw
そんなこんなで、今後3回に分けて帰省時の日記をお届けしたいと思います。
人生で初めてであろう寝台列車に乗車し、帰省してきました。


ところで、日本では「寝台特急」の英訳は「Sleeping Limited Express」としています。
が、これってどうなのかなぁ?「特別急行」にこだわるあまりピンときづらい気が。
「Sleeper Express」ぐらいでもいいんじゃないかな。

「サンライズ瀬戸・出雲」の東京駅入線時刻は21:47。発車が22:00なので、意外とギリギリです。
また、14両ゆえに停止位置がホーム端ギリギリなので、撮影は入ってくる途中でないと無理です。
相も変わらずフラッシュ撮影している人が(駅員さんに注意されているにもかかわらず)この日もチラホラいましたが、頼むからフラッシュの切り方ぐらい知っててくれ…。
あと、携帯のカメラを使ってる人に非常に多いんですが、フラッシュの有無を自動モードに任せるのはやめましょう。安全確保に一生懸命な乗務員さんに私たちも協力しましょう。


ここでサンライズのおさらいをしておきますかね。
「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」は1998年に運行が始まった寝台特急で、それまでブルートレインだった「瀬戸」「出雲」をそれぞれ新型車両に置き換えました。
車両はミサワホームが設計に協力した285系が使用され、現在寝台特急の中で唯一の『電車』です。
(初ではないのですが、先例の583系が最後に夜行で使われた寝台急行「きたぐに」も2012年に臨時化されたので、「サンライズ」は寝台電車としても事実上唯一の存在と言えます)
また東京駅発着の寝台列車も今では「サンライズ」だけです。
普段の運行区間は前7両「サンライズ瀬戸」が東京-高松、後ろ7両「サンライズ出雲」が東京-出雲市で、東京-岡山間はこの2列車は連結して走ります。
この2列車を総称して「サンライズエクスプレス」と呼ぶこともあります。
【停車駅】
東京-横浜-熱海-沼津-富士-静岡-《浜松》-《大阪》-《三ノ宮》-姫路-岡山…
※浜松は下りのみ停車。大阪、三ノ宮は上りのみ停車。
「瀬戸」:…岡山-児島-坂出-高松
「出雲」:…岡山-倉敷-新見-米子-安来-松江-宍道-出雲市
階級早見表を作ってみました。グレードの高い順です。また『枠』の数は「瀬戸」「出雲」それぞれに○枠ずつという意味です。
1人用グレード | 枠 | 2人用グレード | 枠 |
---|---|---|---|
シングルデラックス (A寝台個室。車両幅いっぱいの部屋に洗面台・デスク付き。シャワーカード無料配布。 持ち帰り可能なアメニティグッズ付き。) | 喫煙3 禁煙3 | サンライズツイン (B寝台個室。車両幅いっぱいの部屋にベッドが2つ。) | 喫煙2 禁煙2 |
シングルツイン (B寝台個室。2段ベッド(上段は跳ね上げ式の簡易ベッド)で1人でも2人でも利用可能。) | 喫煙3 禁煙5 | ||
シングル (B寝台個室。最も枠の多い標準グレード。直立可能な高い天井。) | 喫煙20 禁煙60 | ||
ソロ (B寝台個室。入口部分を除き直立不能など制約があるが、シングルに比べ割安。) | 喫煙0 禁煙20 | ||
ノビノビ座席 (寝台料金不要。カーペット敷き、簡易仕切りの雑魚寝。枕はないが読書灯付き。) | 喫煙0 禁煙28 |
購入の際に参考にしてください。
今回私が利用したのはソロ。ここから乗車レポといきましょう。

扉がある分通路の狭さが際立ちますが、大した問題ではありませんw

サンライズはノビノビ座席を除きすべて個室で、鍵がかかるのが安心です。
外出時は4ケタの暗証番号(施錠の都度変更可)による電気式ロック、室内からはツマミによる物理的な施錠となります。
このため室内には、外からイタズラされたとき用に室外ロック解除ボタンが付いていますw

部屋全景。ベッドがレールと平行方向にあり、ブラインド付きの大きな窓があります。上段の窓は天井付近にかかっているので、天気が良ければ星も期待できます。
ベッド中央付近から段差があり、その横がすぐ出入口です。

また、足元部分は壁となる構造物が迫っています。これは下段の部屋の階段があるためです。
これと、頭の仕切りが、転落防止柵の役割を果たします。
また、この構造物のおかげで上段の部屋には天井との隙間にちょっとした荷物スペースが生まれていますが、下段にはこれがないそうなので要注意。
ところで、なぜソロが20室という微妙な部屋数で存在するのかというと、サンライズが電気で走る「電車」であるがゆえの特有の事情があるからなんです。
サンライズの標準グレードはあくまでシングルなのですが、天井の高いシングルの空間を確保するためには、2階建てのいわゆる「ダブルデッカー」にする必要があります。
このダブルデッカーという構造は、下段が地面ギリギリまで張り出すもので、これはモーターなどの装備が床下に置けなくなることを意味します。
モーターを付けないことには、電車は走れません。つまり平屋サイズの車両がどうしても必要です。
しかし平屋では重層のシングルは造れない。かと言って、シングルを平屋で設けてしまうと部屋数が減って儲からない。
そこで、平屋サイズの車両は少し狭い部屋を設ける代わりに、「ソロ」という割安なグレードとして提供することで解決したのです。
もう1両の平屋車両はノビノビ座席にあてられていますね。
部屋の探索に戻りましょう。

頭の横のスイッチ類。
照明は上から常夜灯(ベッド足元側)、室内灯(常夜灯+頭側)、足元灯(入口の足元)です。
その下に暖房専用の調節ツマミがあります。冷房は吹き出し口の開閉(全開・半開・全閉)と、風向の調節だけです。
車内放送のスピーカーはアラームと別に足元にあります。非常事態を考慮してか、これを切ることはできません。
横浜発車後から岡山到着前まで車内放送は無いので、時刻表や車内放送などで下車駅の到着時刻を確認してアラーム設定を忘れずに。
ヘッドホンを差し込むと、NHK-FMを聴くことができます。シングル以上のグレードでは専用スピーカーから出力可能とのこと。

窓の高さはこんな感じ(横浜駅)。
ちなみに外から見ると分かりますが、下段はホームの高さとほぼ同じなので、駅停車中は丸見えです(汗 そんなわけで上段がなにかと良いような気が私はします。

夜食(゜Д゜)ウマー PHSで走行音を夜通し録音しています。

コンセントは1口ですが、延長コードつないでタコ足でいろいろ充電しちゃいましたw
そんなこんなで0:30、静岡まで見届けたところで就寝。おやすみなさーいzzz
※備え付けの浴衣ですが、なぜか丈がひざ上しかありません(-ω-;) トイレ行くときとか、人によってはちょっと恥ずかしいかも…。
~翌朝~
おはようございます。4:50に起床。ブラインドを開けると、ちょうど神戸駅を通過しているところでした。

しばらく走ると、瀬戸内海と明石海峡大橋が見えました。朝から海を見ると気分がいいですねぇ。
夜が明けてから最初の停車駅は姫路で、5:25着です。ここらで朝のシャワーを浴びに行きます。

シャワーカードは車掌さんに申し出て、310円で購入できます(シングルデラックス利用者には1枚無料配布)。
ノビノビ座席などの利用でももちろん購入できますが、当然タンクにある水の分しかカードは発売されません。これも「走るホテル」ならではの事情で面白いですね。
検札が後のほうは不利、というほど少ないわけではなさそうですが、ともかく買ってしまえばどのタイミングで使っても良いので、検札時など早めに買っておきましょう。私は東京発車前の検札時に購入しました。
まぁ、乗車記念のアイテムにもなりますしねw
シャワー室は一般用が3号車と10号車、「瀬戸」「出雲」各1室(連結中はどちらも利用可)、A寝台利用者専用がA寝台車両に各2室あります。

扉を開けると脱衣所があり、壁にシャワーカード読み取り機があります。この機械は今入った扉の鍵と連動しているので、忘れずに鍵をかけましょう。

カードを差し込み、スキャンします。カードが一旦飲み込まれた後、少し戻ってきたらスキャン完了、シャワーが使用可能になります。
あっ!大事なこと忘れてました。ボディソープとシャンプーは備え付けですが、タオルは用意されていないので(200円で車内販売はあるらしい)、事前に準備しましょう。

シャワーはON・OFFスイッチがあるのみで湯量の調節はできませんが、温度調節は可能です。
実感としては気持~ち水圧が弱い気がしましたが、よく考えればタンクからくみ上げているわけなので当然ですね。
この「6分」というのはお湯を使うことができる時間で、お湯を出している間だけカウントされます。体を洗うときはストップすれば十分足ります。
ではしばし失礼。



どや!なかなかの好タイム(ぇ
ただし、ここでどんなに好タイムをたたき出しても、残り時間をあとでもう1回使うという使い方はできないので注意。
浴び終わったら扉を閉め、例の機械の「シャワールーム洗浄ボタン」を押すと、シャワールームがスプリンクラーで洗浄されます。
またドライヤーがあるので、湯冷めしないように利用しましょう。

幸運なことに雲が切れて太陽が出てきましたよ(´ω`*)

そうして6:27、定刻で岡山に到着しました。8時間半の快適な旅路でした!

最後の見どころは「瀬戸」と「出雲」の切り離しシーン。
岡山で降りる人と、岡山から引き続き「出雲」を利用する人はこのシーンを見学できますが、「瀬戸」は切り離し後そのまま出て行ってしまうので、「瀬戸」利用者だけはこのシーンを見ることができません。注意してください。
次回は岡山観光に繰り出します。気長にお待ちください(´ω`;)
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