もっとも、そこまで遠出はしとりませんが、簡単にまとめておこうと思いまふ。

なんだかんだ言って、乗り鉄の醍醐味は早朝ですよ。
しかも今日は海沿いを走る京葉線で迎える日の出。すがすがしいことこの上なし(´ω`)

最初に稲毛海岸に降り立ったわけですが、ここは「聖地巡礼」目的で降りたので、記事を分割し、ここでは割愛…。
~この部分は聖地巡礼メモに託します~

しらじら明けとるやないかい( どんだけ時間使ったんだと。
ここは稲毛で、時刻は8:10といったとこですかね。
そして電車内で迎えた8:15。そっと目を閉じました。67回目の広島原爆の日です。
正直今年の原爆の日のありさまにはほとほと呆れていますが、ここではそういう話はすべきじゃないか。

しかしまぁ、8時前から5km歩くとかどこの運動部だ云々。ともかく千葉駅構内の駅そばでざるうどんを注文し、腹ごしらえ。
そういえば、私は駅そばでそばを食べることがほとんどありません。うどんもやっている店ならほぼ必ずうどんを注文します。
決してそばが苦手なわけではないんですが、西日本生まれの性なのか、口からは自然に「うどんでお願いします」と…。


今日最初の乗りつぶしは東金線。
東京近郊区間内なので、気軽に大回りで来ようと思えば来れる路線だったわけですが、ともかく今の今まで残っていたのを乗りつぶしできました。

房総の209系もずいぶん増えたものです。
成東から総武本線で佐倉まで戻ります。


ここから快速「エアポート成田」("AIRPORT NARITA" for Narita Airport、上から読んでも下から読んでも、とはならなかった)で成田空港へ向かいましょう。
あ、なぜか佐倉-成田が未乗でした(いや、一昨年の銚子観光の帰りに成田から我孫子支線に折れたからなんですけど)。


普通列車だとなおさら、「東京から成田に行くまでがすでに旅行」と揶揄されるのもうなずける気がします(´ω`;)
いや今日はまたひねくれた経路だけども。
成田空港駅最大の特徴と言えばやっぱりこれでしょう。

そう。「チェックを受けてください」、要するに「検問」があるということです。
これは成田空港が開港するまでの歴史的な経緯を少しかじれば納得かと思われますが、
現在でも成田空港に来港する際の経路すべてにおいて検問が実施されています。

もっとも、検問と言っても現在のそれはそこまで緊張する必要はなく、
身分証明書(免許証、学生証、保険証などなど)を提示さえすれば問題なくパスできます。
場合によっては来港目的を尋ねられるらしいので、そのときは「空港見学です」と答えればOKです。
(まれにある入れないケースとしては、その日デモの類が行われる場合などにNGとなる可能性があるとのこと)
写真の改札の少し奥にモニター画面がいくつかありますが、そこで検問が行われます。
海芝浦駅は「一般人はどうやっても出られない駅」ですが、
「改札で身分証が必要な駅」というと、この近辺の空港第2ビル駅・成田空港駅・東成田駅(後述)の3駅ぐらいしか日本では思い浮かびません(別に海外を知ってるわけでもないけどw)。
事情を知れば当然とはいえ、大変珍しい駅です。というわけで、訪問の際はくれぐれも身分証をお忘れなく。

世界だ。ここには世界がある(謎
飛行機でも眺めてちょっと一息つこうかなと思った矢先…

雨が!どしゃ降りの雨がぁぁぁあぁあぁぁあああ!!。ヽ(゜Д゜;)ノ゜。
…写…は東成…スを…
(屋内に入る)
2つ上の写真は東成田駅でターミナル間連絡バスを降りたところですが、今思うと一番ひどい時に出てきちゃいました。

東成田駅ってどんな駅かと言いますと、ズバリ、旧・成田空港駅です。
1978年から1991年までは、ここが京成本線の終着駅でした。
駅名こそ「成田空港」駅でしたが、ターミナルからは離れており、乗客はここからバスで空港ターミナルに向かっていたそうな。
そんなターミナル駅時代の記憶、より厨二っぽく言えば夢の跡が至るところに見られます。
廃墟マニアにもたまらないスポットかも(現役の駅を廃墟呼ばわりするのはさすがに抵抗がありますけども)。

まずはこの広々としたコンコース。

この上が正面口なのは今でも変わらないっぽいですね。どしゃ降りの中しかも裏口から入ってきたわけだ、私はw

実は空港第2ビル駅との間を地下通路で行き来できるようになっています。ふむ、無理すれば現役ターミナル駅と呼べるのかも…?
改札を入ります。
注意点。ここから京成線方面に向かう場合は普通にIC乗車券が使用可能ですが、芝山鉄道を利用する場合はIC乗車券で入ってはいけません。
これは芝山鉄道がPASMOに加盟していない(できない?)ため、精算が必要になるからです。
ということで券売機で紙の乗車券を買って入ります。

なぜか京成線→芝山鉄道線の連絡乗車券の扱いw

まぁ一昔前な雰囲気漂う1面2線の地下駅……
…ちょっと待った!もうお気づきですよね。
そう、右側に明らかにもう1つホームがあります。
この旧ホームを合わせた2面4線こそが、旧・成田空港駅ホームの全容です。
で、「ふーん跡が残ってるのね」で終わらないのがこの駅の熱いところ。
「跡が『バッチリ』残ってる」んです。

現在使われているホームの駅名標は、もちろんナンバリングもついた東成田駅の現行仕様。
ところが旧ホームをよくのぞいてみると…、


なんと、「成田空港」時代の駅名標が、旧ホーム閉鎖後実に21年間、外されることなくそのままの状態で眠っているんです。
まさに洞窟で70年間眠っていたデロリアンを掘り起こすあの感覚です(ぉぃ

旧ホーム側の2線は当然ここで途切れます。手前側はのちの芝山鉄道線開業時にさらに先へつながった線路というわけ。

ところで、旧ホーム側に架線が張ってあることにびっくりしました。
帰ってから調べてみると、実はこの2線も留置線としては現役で、つまり今も電車が入ってくるそうです。知らなかった。

まばらな乗降客を見て、採時ののち発車します。
この電車が京成成田から戻ってくるまでの20分間、探索がひととおりすんだところで読書にふけっていました。読書スポットにもいいよ(
いざ芝山鉄道乗車!
…と、意気込むまでもなくあっさり終点の芝山千代田駅に着いてしまいます(´ω`;)芝山鉄道完乗。


それもそのはず、芝山鉄道線は普通鉄道としては日本一短いわずか2.2kmの路線。
芝山鉄道自身も「日本一短い鉄道」を売り文句の1つにしています。

地図で見ると勘違いしがちですが、芝山千代田駅はすでに成田空港の敷地外で、空港関係者ではない地元の利用者もいます。

延伸の夢はかなうのでしょうか。
もう1つの特徴。
芝山鉄道線内では、電車に千葉県警の警察官が乗り込み(このときは1人でした)、
ひたすらこの区間を電車で往復しながら危険がないか常に監視しています。大変物々しいです。我が京急空港線のほんわか感との差…w
この光景を見て、成田空港の紆余曲折の歴史の一角、そうほんの一角をまじまじと実感しました。

まだまだ続きがありますが、なんとなくきりがいいのでここらで分割します。
続きはまぁ気長にお待ちください。
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