※2014年7月5日更新
★使い倒せ!長距離チャレンジ★
基本ルールに関しては大体解説が済んでいるので、第4章からは主におまけ情報を追加していく形になります。
ここでは、お得な18きっぷを徹底的に使い倒そうというネタをいくつか紹介していこうと思います。
手始めに。
18きっぷ1回分で、実際のところどこまで行って帰ってこられるのか?という疑問。
最終的には時刻表を繰っていただくことになるわけですが、目安をはっきりさせるために、やはり東京を基点として調べてみます。
例えば、東京から西方向に朝早く出かけ、遅くに帰ってくるとすると、日帰りでの滞在可能時間の目安は、
名古屋(366.0km):6時間
京都(513.6km):3時間弱
大阪(556.4km):2時間弱
三ノ宮(587.0km):1時間
現実的にこの辺りまででしょうか。
東京から日帰りでも神戸牛ぐらいはありつけそうだという計算ですね。
東海道本線は列車のスピードが総じて速く、接続も非常に良好であるため、この600km近い距離はほぼ日帰りの限界距離と思われます。
これが北方向になると、なかなか上手く伸びてくれません。
仙台(352.0km):5時間弱
小牛田(395.2km):2時間半
一ノ関(445.3km):20分
東京から535.5kmの盛岡は、残念ながら日帰り圏外ということが分かります。
他の主要路線でも、列車のスピードが遅いなどの理由から距離が伸び悩むことがままあります。
ということで、日帰りの限界距離は、各地のメインルート基準で片道400kmが一つの目安ではないかなと思います。
それでは、東京に帰ることを考えずに、行けるところまで行くとなると、どこまで行けるでしょうか。
東京を早朝に出発して西へ向かうと、近畿・中国を抜け、なんと九州は鹿児島本線の小倉まで行けてしまうんです。1回分で。
品川5:10始発の東海道本線(東京-品川は山手線か京浜東北線でアプローチ)から始め、延々と乗り継ぎを繰り返し、小倉0:04着。
「24:00を過ぎて最初の停車駅」であると同時に、これより先はもう列車がないので、まさに「限界」というわけです。
総距離1129.4km、運賃を計算すると13,220円。
なんと18きっぷまるごと1枚(5回分)の元をたった1回で回収してしまう、恐ろしい長距離なのです。
普通列車と言えども侮ってはいけないことがお分かりいただけるでしょうか。
なお、これは大幹線である東海道本線・山陽本線のダイヤを活かし、スタンプ1回分の実力をMAXに引き出した使用例と言えます。
接続が上手くいかなかったり、列車のスピードも影響したりして、1回分で1000kmを超える行程はめったにありません。
限界まで長距離に挑む派。下車を重ねてのんびり進む派。
さぁ、あなたはどっち?
自分の最寄り駅から1日でどこまで行けるのか、その限界を調べてみるのも面白いかもしれません。
もし実践する際は、くれぐれも無理をしないように!
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