※2014年7月5日更新
★定石!夜行快速で足を伸ばせ★
お待たせしました。今回から「ムーンライト」特集です。
「ムーンライト」の名前は、ここに来ていただいた方なら、一度はその名前を聞いたことがあるという方も少なくないかと思います。
今回は使いこなすと病み付きになる、「ムーンライト」の基礎知識について学ぼうと思います。
「ムーンライト」とは、JRが深夜帯に運行している夜行の快速の総称です。
そう、快速です。つまり普通列車。ということは、18きっぷで乗ることができるんですね。
ただし、どの列車も全車指定席なので、必ず18きっぷと指定席券をセットで用意しなければなりません。
この点は後で掘り下げます。
現在運行している「ムーンライト」は以下の2つです。
・ムーンライトながら(東京⇔大垣)
・ムーンライト信州(新宿⇒白馬)
昔はもっとたくさんあったのですが、続々と運転取り止めになってしまい、今ではこの2つだけが残っています。
新宿⇔新潟で運行されていた「ムーンライトえちご」が、2014年夏季、とうとう姿を消してしまいました。
それぞれの列車について見ていきましょう。
①ムーンライトながら
【停車駅】東京-品川-横浜-《小田原》-沼津-静岡-浜松-《豊橋》-名古屋-岐阜-大垣
※小田原は下りのみ停車。豊橋は上りのみ停車。
大動脈・東海道本線をたどり、都心と岐阜県の大垣とを結びます。
「ムーンライトえちご」なき今、「ムーンライト」と言えばこの列車と言ってもいいでしょう。コミケ参戦のため愛用する人も少なくないようです。
「ながら」とはもちろん、木曽三川で知られる長良川の「ながら」です。
「ムーンライトながら」の名前が誕生したのは1996年ですが、それより前から存在した東京~大垣の夜行列車の流れを汲んでおり、前身時代を数えればかなり伝統ある列車と言えます。
2009年以降は臨時列車として、特定日のみ走っています。
「ながら」も毎年運転日を減らしています。18きっぷシーズンともなれば連日満席なのですが、やはり今後どうなるか分かりません。
関西はもちろん、中国・四国、果ては九州、熊本県は八代までを1回分のアプローチ圏内に化かす、最強の列車です。
②ムーンライト信州
【停車駅】
81号:新宿-立川-八王子-大月-塩山-甲府-小淵沢-富士見-茅野-上諏訪-下諏訪-岡谷-塩尻-松本-豊科-穂高-信濃大町-神城-白馬
都心から中央本線、篠ノ井線、大糸線を経由し、長野県の白馬へ向かいます。
沿線の花火大会などにあわせ、上り列車が特定日のみ運転されることがあります。上りは停車駅が変則的なので時刻表でご確認を。
経由路線や、終着の白馬という場所からも分かるように、日本アルプス登山客の需要に思い切り特化した列車です。
長野駅方面へのアクセスにも使えないことはないのですが、乗り換え駅・松本の到着が早すぎるため、乗り換え2時間待ちという、少々厳しいものがあります。
いかがだったでしょうか。
今回は各列車の簡単な紹介をしましたが、次回はこれらの列車の使い方をより具体的に見ていきたいと思います。
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